クラウドワークス、人的資本経営SaaS「Human & Human」の先行提供開始
クラウドワークスは4月30日までの期間、人的資本経営SaaS「Human & Human」の先行提供を実施している。
人的資本の情報開示は、2023年3月期決算以降、金融商品取引法第24条で有価証券報告書を発行している大手企業4000社を対象に義務化され、人材への投資額や従業員満足度などをはじめとする情報開示が求められている。
こうした状況を受け同社では、2023年5月より60社以上の企業に人的資本開示におけるペインポイントのヒアリングを実施。
人事、労務、経営企画、IR担当者の共通課題を発見したことから、人的資本データの集計や分析が簡単にできる機能(Human & Human)を開発。今回、先行提供期間限定で無料で利用可能としている。
Human & Humanは人事、労務、経営企画、IR担当者の共通課題から開発された人的資本経営SaaS。具体的には、従業員データの一元管理が可能なため、人的資本開示にかかる工数を削減可能。社内での連携・問合せや、その問合せに相互に対応するコストが大幅に削減できるという。
また部署、平均年齢、管理職人数、雇用区分、男女比率、離職率、平均勤続年数などの組み合わせをワンクリックで表示可能。他のサービスをカスタマイズしたり、結局自社でのスプレッドシート管理に頼らざるを得なかったという人事、労務、経営企画、IR担当者が、共通して使えるツールに仕上がっているという。
さらに組織構造や組織名の変化に対し、少ない工数で反映できる設計としており、「事業本部をまたいだ部署の組み換えが発生した」「4半期に一度異動があり、その度に個人を組織に紐づけ直す必要がある」等の状況に対し、簡単な操作のみでメンテナンスできる。
今後はエンゲージメントやチャットコミュニケーションなど、集約するデータソースの追加、売上や利益などの業績データと人事データを連動し、生産性を可視化するレポート、AIによるデータ分析を追加していくとしている。