SurpassOne、生成AIを用いた教材自動生成技術に関する特許を取得
SurpassOne株式会社
AI技術を用いて学習や教育に関するサービスの開発を行っているSurpassOne株式会社(東京都新宿区、代表取締役 宇野 礼於、以下「SurpassOne」)は、生成AIを用いた学習材生成システム、学習材生成方法、学習材生成プログラムに関する特許を取得しましたので、お知らせいたします。本技術は教材データを元に学習コンテンツの生成が可能となり、コンテンツの構成から設問、選択肢など問題集に関する一連の流れを生成AIを用いて作成することが可能な技術です。
特許取得の背景
現在、AI(人工知能)を活用したテキストの自動生成について多く研究されています。特に、大量のテキストデータを学習した自然言語処理モデルを用いることで、入力されたテキストから感情を分析したり、入力されたテキストを要約したり、入力された質問に対する応答内容を生成したりすることができます。
実際に自然言語処理モデルを用いて質問と回答の組み合わせを生成できる特許文献もありますが、特定の分野の教育を目的とした設問と解答の組み合わせからなる学習材の生成については開示されておりません。
そこで、学習サービス「SurpassOne」を中心にAI技術を駆使して個々人の学習や教育をサポートするサービスの開発を手がけるSurpassOneでは、学習教材の作成効率を向上することができる
・学習材生成システム
・学習材生成方法
・学習材生成プログラム
を提供していきたいと考え、特許の取得に至りました。
イメージ画像 参照:学習サービス「SurpassOne」の生成ページ
特許の概要
今回取得した技術は、教材データを元に学習コンテンツを生成することができるものです。
PDFやPowerPoint、CSVなどの教材データをアップロードし、問題集の構成から設問や選択肢、解説など生成AIを用いて問題集を作成する一連の流れで特許を取得しております。
問題集の構成の流れといたしましては、
・章立てを決める
・各章の問題数を決める
・章ごとに、キーワード群を決める
・問題を生成する
・問題集の概要の生成
となっています。
章立てや問題数の選択などは大規模言語モデル(LLM)で決めることはもちろん、ユーザーがあらかじめ決めることもできるため、決定方法に関して柔軟に対応可能です。
実際の活用場面は、主に教育機関や学習ツール、eラーニングなど教育分野全般です。eラーニングのAPI連携として企業様に有効活用いただくこともできます。
今後の展望について
先述したように、今回の特許技術は学校などの教育機関のみならず、企業で使用するeラーニングの教材でも活用いただけると考えます。そのため今後は既存サービス「SurpassOne」から派生し、法人様向けにも提供していけるよう、サービスの開発を進めて参ります。
また、生成AIの精度はまだまだ発展途上にあり、ユーザーの信頼や安心を得るためには必要不可欠な課題と考えます。そのためにはより高品質で精度の高い教材を生成できることが必要なので、現在、「生成した結果の正確性を高め、ハルシネーションを抑える技術」に関する特許の出願済です。
SurpassOneは引き続き、AI技術を通して学習や教育分野の発展に尽力できるよう、努めて参ります。
特許について
特許番号:特許第7423111号(P7423111)
発明の名称:学習材生成システム、学習材生成方法、及び学習材生成プログラム
特許権者:
【識別番号】522493285
【氏名又は名称】SurpassOne株式会社
SurpassOne株式会社 会社概要
東京都新宿区にあるIT/AIスタートアップ企業のSurpassOne株式会社は、代表(宇野礼於)のAI技術の知見の元、学習サービス「SurpassOne」やAIメモアプリ「Keybarn - 記伴」の開発・運営をしています。
個々人の成長のサポートをしたいと考え、学習・実践・成長のサイクルを加速させるため「人類を一段階賢くする」を企業理念に、AI技術を通して学習や教育の分野に貢献できるよう日々尽力しています。
代表:宇野礼於
所在地:東京都新宿区戸山3丁目6-7
設立:2020年9月18日
公式サイト:https://about.surpassone.com/