みやさとけいすけの工具探検隊 第34回
針を刺さずに光とブザーで柱の位置を教えてくれる
壁面DIYするならコレ! 便利なシンワの「下地センサーBasic深部・電線探知」を試す
2024年03月11日 18時00分更新
壁にポスターを貼りたいといった用途なら、剥がせるテープや粘着シートを使うのが簡単。しかし、カレンダーなどのちょっと重たい物となると、画鋲や壁掛け用のフックが必要となります。
この時困るのが、刺した画鋲がいつの間にか落ちてしまっていること。これは、壁の多くが脆い石膏ボードでできており、画鋲のような細い針状のものを保持できるほど強度がないからです。最初はなんとか固定できていても、重さや振動で徐々に穴が広がっていき、やがて落ちてしまうわけです。
更に重たい棚などをネジ止めしようとすれば、石膏ボードが割れたり崩れたりして、そもそも固定すらできません。石膏ボードに穴を開けるだけで終わるでしょう。壁が石膏ボードではなく、薄い合板であれば一応固定できなくもないですが、上に物を置いた瞬間に合板が耐えられなくなって割れてしまいがち。結果、棚ごと落下するという未来は簡単に予想できます。
では、どこに固定すればいいのか?
こういった落下事故を防ぐには、石膏ボードや薄い合板に固定するのではなく、その奥にある柱(間柱)へと釘やネジで固定してやる必要があります。
この壁の奥にある柱を見つけるのに便利なのが、「下地センサー」。センサーで見つけてくれるため、壁に針で穴をあけることなく探知可能。壁を傷つけることなく、ピンポイントで見つけられるのが魅力です。
廉価なものも売られていますが、壁の中の電線や、分厚い壁越しの柱にも対応できる、シンワ測定の「下地センサーBasic深部・電線探知」(以下、下地センサーBasic)を借りられたので、こちらを試してみましょう。
この連載の記事
-
第62回
自作PC
手のひらにメモしちゃう人に届け! 身体にフィットするメモ帳がすごく便利でした -
第61回
自作PC
材料の"硬さ"を手軽に調べられるツールがあるって知ってた? -
第60回
自作PC
え、金属ヤスリってどう選ぶの? ツボサンの「組ヤスリ」を試してみました -
第59回
自作PC
ドライバーや缶のフタ開けもできる、めちゃ強いカッター「ドラフィン L560」に驚いた! -
第58回
自作PC
大事な工具のメンテに! サビ取り・潤滑油「HOZAN Z-215」が便利でした -
第57回
自作PC
こて先がめちゃ細いペン型ハンダごて、本当に開始2秒で使えました -
第56回
自作PC
手のひらサイズの、TONEソケットレンチビットセットに心をつかまれました -
第55回
自作PC
穴の奥まで届く! 細いのに濃く書ける工作用シャープペンシルが便利です -
第54回
自作PC
指先から光を! LEDグローブなら暗い中でも細かい作業ができます -
第53回
自作PC
簡単に固定ナットのネジ穴作りができる「ちょっとナッターII」が便利でした -
第53回
自作PC
ガラスってどうやって切るの? ガラスカッターを使ってみた - この連載の一覧へ