CORSAIRから、75%ゲーミングキーボードの新モデル「K65 PLUS Wireless」が登場した。上品でエレガントさすら感じ取ることができる重厚感のあるデザインと、CORSAIR Redスイッチ(赤軸)の心地よい打鍵感のほか、マルチデバイスで便利な機能など、ハイエンドな装いが特徴的なゲーミングキーボードとなっている。
今回は、FPSを中心にゲームをしまくっている筆者が、実際に10日以上メインキーボードとして使用したインプレッションをお伝えしよう。
なお、同名のキーボードの英語配列版が既に発売されているが、今回紹介するモデルは、CORSAIRの制御ソフト「iCUE」や日本語配列へ対応するなど、ブラッシュアップした新製品という位置付けになっている。
「75%キーボード」はゲーマーにとっての最適解に感じる
昨今ゲーミングキーボードには、60%、75%、100%(フルサイズ)など、存在するキーに応じてさまざまな種類が登場している。各々にとって最適なものを選んでほしいが、筆者個人としてはゲーマーにとっては75%最適解のように感じる。1つずつメリットやデメリットをみていきながら、その理由をお伝えしよう。
まず、100%と呼ばれるフルサイズのキーボードは、テンキーを含む基本的なキーがすべてそろったものだ。数字を入力する事務作業などには向いているメリットがある一方で、横幅が広いため、ゲームをする際にキーボードとマウスの干渉などが気になるというデメリットも拭えない。
そこからテンキーや十字キー、ファンクションキーを大きく削ったものが60%キーボードとなる。奥行きを縮小することでコンパクト化し、モニターの足やデスク周りがすっきりするため、WASDを中心に使うFPSやTPSでは有用だ。
数字入力を伴う仕事やWASDとその周辺しか使わないゲーマーであれば100%、60%でも事足りるのは事実だ。ところが、文字入力で使いがちなファンクションキーや、動画再生時などに便利な十字キーなどは付いていてほしいと感じないだろうか。そこで75%がスポットを浴びるのだ。
75%は80%(いわゆるテンキーレス)よりも横幅がコンパクトでありつつも、ファンクションキーと十字キーなど、日常使いで使いそうなキーをしっかりと備えている。ゲーマーであれどSNSやチャット、そのほかちょっとした文字入力をする機会はあるだろうし、自身のプレイ動画を振り返ることもあるだろう(少なくとも筆者はそうだ)。
60%のコンパクトさと、100%の便利さの中間地点を絶妙に切り取ったのが、75%キーボードというわけだ。また、本稿で紹介するK65 PLUS Wirelessでは、マルチに使えるダイアルまで付属している。フルサイズの利便性をある程度保ちつつ、コンパクトなデスク周りを実現してくれるのが魅力だ。
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