さとるの自腹旅レポート 1泊 402円
10万円で10日間、東南アジアを何ヵ国まわれるか挑戦してみた バックパッカーの聖地には大麻ショップが乱立していました(6ヵ国目:タイ)
2024年02月28日 07時30分更新
ちなみに日本の法律(大麻取締法)では、国外においても大麻をみだりに所持したり、譲り受けたりしたといった場合などに罰する規定があり、罪に問われることがあります。なので海外は合法だからと言って、日本人は手を出さないほうがいいでしょう。海外を歩いていると、独特な匂いが漂ってくることがよくありますが、そもそも自分は大麻の匂いがキライなんですよね……。
合法化したことであまりにも大麻ショップが乱立してしまったことから、2024年内にはタイ政府が娯楽目的の大麻使用を禁止にするといった報道もあるようです。日本人が大麻に手を出さないのは当然として、あっという間になくなってしまうかもしれないため、物見遊山的に今のタイの風景を見ておくというのはありかもしれません。
長距離列車が集まるターミナル駅へ
タイ国鉄は車内での飲酒禁止でちょっと寂しい
そんな最新のバンコク事情を眺めつつ、列車の出発時刻も近づいてきたのでクルンテープ・アピワット中央駅へと移動します。タイ国鉄の始発駅と言えば、フアランポーン駅がおなじみでしたが、長距離列車むけのターミナル駅として新たにクルンテープ・アピワット中央駅を建設。2023年1月から多くの長距離定期列車が、このクルンテープ・アピワット中央駅の発着に変わっています。
筆者もクルンテープ・アピワット中央駅を使うのは初めてで、東南アジア最大規模と言われており、実際に行ってみるととにかく広さに圧倒されます。ただしショッピング街などがあるわけではなく、屋台のようなお店がある感じで、とにかくだだっ広いという印象。
チケットはあらかじめ入手済みですが、列車が出発する20分前まではホームに入ることができません。以前のフアランポーン駅ではチケットがなくてもホームに入ることができたので、異国の鉄道を自由に眺めることができたのですが……鉄道好きにはちょっと残念です。
ひとまず売店で寝台車で飲むための水やお菓子を購入。ちなみにタイ国鉄では車内での飲酒が禁止となっており、売店でも売っている様子はなかったので、車窓を見ながらビールはできません。そのあたりもちょっと残念ですが、決まりなので致し方ありません。
(次ページ:寝台になる長距離列車はユニークで清潔)

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