農林水産省のデジタル人材育成を支援!職員87名に向けた「データサイエンティスト育成研修」全4コースを実施【D4cアカデミー】
株式会社D4cアカデミー
データサイエンス・AIに関する研修事業・アドバイザリー事業を展開する株式会社D4cアカデミー(本社:東京都中央区、代表取締役:和田陽一郎)は、農林水産省のデジタル人材育成の支援を目的とし、対象職員87名に向けて「データサイエンティスト育成研修」全4コースを実施しました。
D4cアカデミーは「農林水産省 令和5年度データサイエンティスト育成研修事業」を受託し、農林水産省本省および地方農政局の87名の職員に対し、研修を提供しました。本研修は、農林水産省のデジタル人材育成の支援を目的とするものであり、2023年8月から2024年1月にかけて実施されました。
■D4cアカデミーが提供した支援内容
受講環境の構築から、教材の作成、実際の講義、事務局運営まで総括的な支援を実施しました。
- 受講環境および研修用プラットフォームの構築
- 農林水産省が設計した各コースの学習テーマ、学習内容に沿ったテキスト教材の作成
- 研修動画の制作、配信
- 集合研修における講師
- 質問対応
- 事務局運営
■農林水産省職員を対象とした4つのコースを実施
データに基づく政策立案や業務改善を加速させる人材となるデータサイエンティストを育成するため、学習内容や期間、研修方法が異なる「データ専門人材育成コース」「データ企画人材育成コース」「リテラシー人材育成コース」「管理職向け データサイエンス活用・プロジェクト企画研修」の4コースの研修を実施しました。
各コースの研修内容
データ専門人材育成コース
【ゴールイメージ】
データサイエンスを専門とし、様々な領域や業務に活用できる人材になる
【詳細】
データサイエンティストに必要なスキルを体系的に学習していただきました。
体系的にスキルを習得することで、データサイエンスを専門とし様々な領域や業務に活用できます。
主な内容は以下の通りです。
- データサイエンス概論、自然言語処理、データ分析基盤、探索的データサイエンス
- 統計学(記述統計学、推計統計学)
- 確率論、モデリングの基礎、因果推論、プロジェクト論、意思決定理論
- データ加工と特徴量エンジニアリング
- 機械学習1.(教師あり学習、教師なし学習)
- 機械学習2.(教師なし学習、ニューラルネットワーク)
- 実データを用いた分析プロジェクトの実践
以上の内容を、オンラインにて自分のスケジュールに合わせて学習を進めていただきつつも、集合研修の時間も用意して、時にグループワークも行いつつ、学習内容を実践する場を提供しました。研修開始当初は多くの職員がプログラミング未経験者でありながら、修了時にはプログラミングしながらデータ分析を遂行できるレベルになりました。
データ企画人材育成コース
【ゴールイメージ】
政策におけるデータに基づいた課題提起や効果検証に必要な理論や技術を習得し、 意思決定に活用する力を身に付ける
【詳細】
- データサイエンス概論、自然言語処理、データ分析基盤、探索的データサイエンス
- 統計学(記述統計学、推計統計学)
- 確率論、モデリングの基礎、因果推論、プロジェクト論、意思決定理論
- 実データを用いた分析プロジェクトの実践
こちらのコースもオンラインによる自己学習と集合研修の2つの受講方法を織り交ぜて提供しました。受講した職員は、Excelの機能をフルに使い切って、修了時には統計的仮説検定や予測モデルの構築ができるようになりました。
リテラシー人材育成コース
【ゴールイメージ】
データ活用・分析に係る幅広く一般的な知識を学習する
【詳細】
オンライン完結型で選択式に学習できるコースです。このコースがあることで、受講者の普段の環境に左右されず、分け隔てなく本研修をインプットすることが可能です。
学習時間の確保、集合研修への参加が難しい職員が、自席から、あるいは在宅勤務の際に、希望するコンテンツを選択して受講する事が可能となっています。
管理職向け データサイエンス活用・プロジェクト企画研修
【ゴールイメージ】
施策運営を担う管理職職員が、データを正しく理解・解釈するとともに、Evidence Based Policy Making(EBPM)の基本的なスキームを理解し、データに基づく意思決定と政策への活かし方を身に付ける
【詳細】
組織においてデータ分析に着手するためには、分析者の育成だけではなく、分析者による分析結果をみて意思決定につなげられる管理職の育成が肝要となります。オンラインによる自己学習と、演習を含めた集合研修を実施しました。受講した職員からは「業務におけるデータ分析の活かし方がわかった」という声もいただいております。
■成果
データサイエンスが有意義なものであると実感し、部署内でのデータ活用を働きかける職員や、研修期間修了後も公開している教材を利用して復習や知識の定着に努める職員が出てきています。職員個々のスキルアップにつながっただけでなく、組織としてデータを活用する方向に向かいつつあります。
■担当者のコメント
全国の様々な立場の職員に対して、データサイエンス初学者から学習できるカリキュラムの作成や講義、研修生への丁寧な個別対応を実施していただきました。
■株式会社D4cアカデミー
https://d4c-academy.org/
データサイエンス・AIに特化した研修事業およびデータ分析アドバイザリーサービスを展開し、データ分析者育成スクール「データサインサイエンスアカデミー」を運営するほか、法人・官公庁に対してデータ分析やAIに関する研修、分析支援サービスを提供している。
<お問い合わせ先>
contact@data-science-academy.org
03-5422-6929
<同社が運営するサービス>
データ分析者育成スクール「データサインサイエンスアカデミー」(BtoB,BtoC)
https://data-science-academy.org/
デジタルリテラシー向上を支援する研修「DigitaRe School」(BtoB)
https://d4c-academy.org/digitare-school/
ChatGPTの業務活用を支援する研修「ChatGPTナビ」(BtoB)
https://d4c-academy.org/chatgptnavi
その他オリジナル研修の開発/実施(BtoB)