特許庁、第5回「IP BASE AWARD」受賞者決定　東京ロボティクスがグランプリを受賞

東京ロボティクス

　特許庁は、知財で目覚ましい取組をしたスタートアップやスタートアップ支援者を表彰する第5回「IP BASE AWARD」の受賞者を決定した。3月1日に授賞式が開催される。

　同庁ではスタートアップに不可欠な知財戦略に関する基礎知識や支援施策、イベントなどの最新情報を集約した知財コミュニティポータルサイト「IP BASE」を運営している。

　今回で第5回となるIP BASE AWARDでは、スタートアップにおける知財コミュニティーの活動を促進させるべく、スタートアップ部門、スタートアップ支援者部門で、知財全般に関して、先進性、斬新性等の観点から目覚ましい取組をした個人・組織を表彰する。

　スタートアップ部門では、創業時から知財体制を整え、大企業との工夫のあるアライアンスなどを実行している「東京ロボティクス」がグランプリを受賞。

アスエネ

エイターリンク

コネクテッドロボティクス

CureApp

　奨励賞には、GX領域にてオープンクローズ戦略を積極的に取り入れた「アスエネ」、ワイヤレス給電領域で標準化を見据えた知財戦略構築をする「エイターリンク」、競合を意識した攻めの特許ポートフォリオの構築を行う食産業ロボットサービス企業「コネクテッドロボティクス」、知財化の難しい医療×ICTの先端領域で医学的エビデンスのある「治療アプリ」を展開する「CureApp」が選ばれた。

　またスタートアップ支援者部門では、大企業の知財支援の総責任者としてスタートアップファーストな実務を構築し、後続企業や業界へ大きな影響を与えた専門家と、金融と知財を融合させた知のマネタイズの価値を業界に示し、スタートアップ支援と知財の2つの領域で実績のある専門家がグランプリを受賞。

　奨励賞には、戦略立案、組織・体制構築まで踏み込んだ幅広く支援する専門家、SNSなどを活用した外部発信に取り組み、若手専門家のコミュニティーハブとしての役割を果たしている専門家や、地方スタートアップの知財活性を牽引する専門家が選ばれた。

第5回「IP BASE AWARD」グランプリ受賞者

スタートアップ部門
東京ロボティクス

スタートアップ支援者部門
川名 弘志 氏（KDDI）
増島 雅和 氏（森・濱田松本法律事務所）

第5回「IP BASE AWARD」奨励賞受賞者

スタートアップ部門
アスエネ
エイターリンク
コネクテッドロボティクス
CureApp

スタートアップ支援者部門
飯塚 健 氏（飯塚国際特許事務所／Unicorn IP Advisory）
加島 広基 氏（日本橋知的財産総合事務所）
森岡 智昭 氏（さくら国際特許法律事務所）

授賞式・セッション内容

日時：3月1日15時30時から18時00分
開催方式：現地開催（要事前登録）、同時にオンライン配信（事前登録不要）
プログラム（予定）：
第1部 特許庁よりIP BASE AWARD概要説明等
第2部 第5回IP BASE AWARD 各部門授賞式＆各受賞者登壇
第3部 パネルセッション（選考委員、スタートアップ部門グランプリ受賞者）
第4部 パネルセッション（選考委員、スタートアップ支援者部門グランプリ受賞者）
※ 各プログラムは予定のため変更となる可能性がある

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