外付けBluetoothスピーカーとのペアリングは簡単
一見すると内蔵スピーカーがありそうな雰囲気のサウンドバーガーだが、再生は前述したLINE OUT端子経由で付属のケーブルで接続したアンプやアクティブスピーカーによる再生か、Bluetooth 5.2準拠による外部スピーカーでの再生が基本だ。本体側面には、外付けBluetoothスピーカーとのペアリングのためのボタンが用意されている。
ペアリングは極めて簡単だ。サウンドバーガーのPOWERをオンし続いてペアリングボタンを長押し、その後、出力デバイスとして連携したい外部Bluetoothスピーカーの電源、ペアリングスイッチなどをオンすることで、AT-SB727のPOWERボタン横の青色のLEDインディケーターがゆっくり点滅すれば接続成功だ。
筆者は今回4台ほどのBluetooth外部スピーカーと接続してみたが、全て一発で接続完了した。一度接続が確立すると以降はサウンドバーガーとスピーカーの電源が入っていれば自動接続されるので、まったく手間いらずだ。
昨今は第二のアナログレコードブームでもあるのでご存じの方も多いだろうと思うが、再生するレコードは中央に小さな穴の開いた直径30cm盤の通称「LP」(エルピー/Long Play)や「コンパクトLP」と呼ばれる直径17cmの盤と、通称「ドーナツ盤」と呼ばれている中央に大きな穴の開いた盤などがある。レコード盤のサイズによって付属の「45RPMアダプター」の使い方も異なる。
同じ45RPMアダプターだが、前者の場合はレコード盤をターンテーブルとの間で挟むインシュレーター的役割となり、後者の場合はレコード盤の中心位置がずれないようにスペーサー的な役目となる。また稀に例外もあるが、ドーナツ盤は45回転がほとんどでLP盤はコンパクトサイズLPも含め33回転が一般的だ。
レコードを再生する時には、POWERボタンを押して電源を入れカートリッジカバーを取り外しトーンアームを最も外側(右側)にカチッと音がするまで退避させる。任意のレコード盤を前述した45RPMアダプターを使用してターンテーブルに固定し、回転数を設定しトーンアーム先のツマミを持ってレコード盤の任意の場所に移動させるだけで、自動的にレコードは回転を開始する。あとは針をレコード面に落とすだけだ。久し振りに懐かしくも厳かな体験を思い出した。
交換用のカートリッジは、オーディオテクニカから「ATN3600L」として別売されているので、レコード再生回数に応じて適時交換するのが良いだろう。針先への針圧の設定は携帯性とトラッキング性能の安定を両立すべく、やじろべい型の分銅(ウェイト)ではなくバネによるアクティブな加重方式を採用している。
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