4K解像度のゲーミングディスプレーと合わせて購入したい!
爆速も納得!第14世代Core i9+GeForce RTX 4090搭載のゲーミングPC「Trident X2 14NUI9-292JP」レビュー
3DCG性能を測る「3DMark」では、DirectX 11ベンチマークの「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」、DirectX 12ベンチマークの「Time Spy」「Time Spy Extreme」「Speed Way」、レイトレーシングのベンチマーク「Port Royal」を実行した。
結果は、軒並み高い数値が並んでいるが、注目はいちばんヘビー級な「Speed Way」でスコアが10027と1万を超えてきたこと。また「Port Royal」でもスコア25568と2万5000を超えたところだ。これは、レイトレーシング性能でも、4K解像度での3DCGでも満足のいくレベルでゲームプレイができることを意味する。
そこで、重めの3DCGゲームとして「ファイナルファンタジーXVベンチマーク」を実行してみた。
結果は4K解像度(3840×2160ドット)で、グラフィックが高品質設定でもスコアが15600と「非常に快適」評価。余裕で4K解像度でのプレイができそうだ。
もうひとつ、レイトレーシング対応ゲーム「サイバーパンク 2077」のベンチマークテストを実行した。
結果は、グラフィックス設定の「レイトレ:ウルトラ」「レイトレ:中」でほぼ同様の結果となった。4K解像度でも平均100fpsを超えているので、レイトレ設定でプレイしてもそれほど問題ないだろう。ベンチ中の映像を見ていてもかなり滑らかだった。
4K解像度のゲーミングディスプレーと組み合わせたい
ベンチマークの結果から、4K解像度でゴリゴリなゲームも楽しめちゃうモンスターマシン。やはり、ディスプレーは4K解像度対応のゲーミングモデルを選択したい。
今回オススメするのは、27インチの「MAG 274UPF」(実売価格7万9800円前後)。リフレッシュレートは144Hzで、応答速度は1ms(GTG)。RAPID IPSパネルを採用し最大色数は約10億7300万色。DisplayHDR 400に対応しコントラスト比は1000:1。色域はsRGBカバー率が99%、AdobeRGBカバー率が97%、DCI-P3カバー率が98%と非常に広く、クリエイティブな作業でも利用できるレベルだ。
画面調整機構も左右45°のスイベル、-5°~20°のチルト、左右90°のピボット、最大130mmの高さ調整に対応しており、自分にあった視点にセットできるはずだ。
ゲーミング機能としてはカクつきを軽減する「G-SYNC Compatible」や暗部の視認性を上げる「ナイトビジョン機能」を搭載。ハードウェアブルーライトカット機能も備えているので、色味の変化を抑えつつ目に優しいディスプレーになっている。
「Trident X2 14NUI9-292JP」との相性もよく、USB接続することで、本体のミニディスプレーのタッチ操作で、ディスプレー設定を操作可能。アプリの起動やOSD画面を表示することなく、設定を切り替えられる。
ゲームだけでなくクリエイティブな使い方にもオススメ
実際にしばらく使ってみたが、4K解像度でゲームをプレイしても滑らかで、より精細感のゲーム画面を楽しめるほか、FPSゲームでは遠くの敵を認識しやすくなるはず。またクリエイティブな使い方では、写真の現像や動画書き出しでも処理速度が速いため、快適に作業ができる。
あと、ベンチマークテストではUser Scenarioの設定を「エクストリーム」にしているため、冷却用ファンが常に高速回転し、ややファン音が耳を突くが、「バランス」の設定だと普段使いレベルであればファン音がせず実に静か。もちろん負荷がかかればファンが高速回転し音も大きくなるが、エクストリームほどでもなく意外と快適だ。「バランス」の設定でベンチマークテストを行なっても、スコアが1割も下がることはないので、十分4K解像度でプレイできる性能だ。無理してエクストリームにしてブン回す必要もないだろう。
逆に、オーバークロックを楽しんで限界を探るというのもいいだろう。懐が深いので色々な楽しみ方のできるマシンである。
「Trident X2 14NUI9-292JP」を実際に購入するとなると、実売価格が86万6800円前後なので、それなりの軍資金が必要になる。しかし、今のゲーミング環境に不満を抱いている人なら、思い切って購入しても絶対後悔しないはず。ゲームだけでなくクリエイティブな作業用途にも活用できるので、YouTubeなどで配信するような人、動画制作を行なうような人にもこのマシンをオススメしたい。
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