アイ・オー・データ機器は2月1日、ゲーム機型パソコン用ドック「US3C-GCHD/HN」を発表した。3月下旬に発売予定で、価格は7980円。
フルHD/240Hz、4K/60Hzのディスプレー出力に対応!
有線LAN接続にも対応する6 in 1ドック
US3C-GCHD/HNは、ゲーム機型パソコンとUSB Type-Cで接続することで、HDMI出力や電源供給、有線LAN接続が可能になるドック。前部分はゲーム機型パソコンを置く台座に、後ろはインターフェースが並んでおり、背面右端からはパソコン接続用のUSB Type-Cケーブルが伸びている。
インターフェースは、デバイス接続用のUSB Type-C、電源入力用のUSB Type-C、HDMI出力、USB Type-A×2。なお、アダプターは付属しておらず、ゲーム機型パソコン用のACアダプターを使用することになる。
USB PD給電は最大100Wまで対応。ちなみに、本製品にも10W使用するため、例えばSteam Deckに付属する45WのACアダプターを利用する場合は3WでStream Deckに給電される。
ディスプレー側の性能にもよるが、HDMIでディスプレーに接続すればフルHD/最大240Hz、WQHD/180Hz、4K/60Hz出力でゲームプレイが可能だ。同社のGigaCrystaシリーズでは動作確認ずみで、21:9のディスプレーには対応していないとのことだ。
ポータブルゲーミングパソコンの場合、ほとんどの場合無線LANを利用するのだが、本製品に接続すれば有線LAN接続でネットワーク通信ができる。USB Type-Aはキーボードマウスや、外付けSSDを接続可能だ。
発表会では、ASUSの「ROG Ally」やレノボの「Lenovo Legion Go」、Valveの「Stream Deck」が接続されており、動作確認ずみとのこと。今後も、動作確認ずみのゲーム機型パソコンが増えていくことは期待したい。
会場では、ゲーム機型パソコンをディスプレーに接続して「PSO2 ニュージェネシス」や「Apex Legends」を体験することができた。どちらもしっかりとプレイは可能だったのだが、Apex Legendsの場合は240Hz対応ディスプレーに接続している物の、ゲーム機型パソコンの性能だとガッツリ240Hz出せるというわけではなかった。
もちろんフレームレートもしっかりと出すことができるタイトルもあると思うので、目的のゲーム次第だとは思うが、高負荷なタイトルをゲーム機型パソコンに接続してとなると、今後のゲーム機型パソコンの性能アップに期待したいところだ。
とはいえ、価格もリーズナブルで簡単にゲーム機型パソコンと接続できるドックで、大画面ディスプレーを使ってゲームプレイできるようになるので、ポータブルゲーミングパソコンで普段ゲームを遊んでいる人にとっては、気になる製品ではないだろうか。
ASCII.jpの最新情報を購読しよう