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ChatGPT、いつでもオリジナルGPTsを呼び出せるメンション機能を実装

2024年01月31日 11時20分更新

文● 田口和裕

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 OpenAIは1月31日、同社のAIチャットサービス「ChatGPT」のチャット内で、オリジナルGPTを呼び出せる「GPT Mentions」機能をChatGPT Plusユーザーに向けベータ版として実装した。

「@」でGPTを呼び出し

 これまで「GPTs」機能で作成されたオリジナルGPTを利用するには、明示的に使いたいGPTを選ぶ必要があり、別のGPTを使いたい場合はチャットを終了し、再びGPTを選び直さなくてはならなかった。

 ところが同機能を使えば、チャット内に「@GPT名」と書くことでオリジナルGPTをどこでも利用することができるようになるのだ。

実際に試してみる

「GPT-4」

 まずはChatGPT Plusデフォルトの「GPT-4」に「attic(屋根裏部屋)」というプロンプトを投げると、素直にその言葉の説明を日本語で始めた。(実際は英語で解答が返ってくることが多いだろう)

 続けてプロンプトウィンドウに「@」と入力すると、上部に利用したことのあるGPTsの候補が表示される。ここではOpenAI製のGPTs「DALL-E」を選択してみよう。

 「DALL-E」を選択した状態で先程と同じ「attic」というプロンプトを入れると。

「DALL-E」

 期待通り屋根裏部屋の絵を描いてくれた。

 次は筆者が作成した英語学習に特化したオリジナル家庭教師GPTの「冴子先生」を試してみよう。プロンプトは同じく「attic」だ。

「冴子先生」

 期待通りの挙動を見せてくれた。

 いまひとつ利用シーンが想像しづらい機能ではあるが、チャット内で必要に応じて専門的な単機能GPTや、機密情報を与えた社内GPTを参照する際などに便利かもしれない。いずれにせよ利用者の工夫が必要な機能という印象だ。

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