精密機器の “ラスト1nm”問題に解決策 JFE商事エレクトロニクス、世界最大級のナノテクノロジー技術展に低熱膨張材「LEX(R)」を初出展
JFE商事エレクトロニクス株式会社
2024年1月31日(水)から開催される世界最大級のナノテクノロジー技術展「nano tech 2024」に、低熱膨張材「LEX(R)シリーズ」を出展いたします。
当社出展ソリューション LEX(R)シリーズ イメージ画像
■出展背景|微細化に立ちはだかる“ラスト1nm”の壁
半導体や光学、宇宙航空分野の関連装置は、性能の追及に伴い微細化を続けています。そして国内でも関連装置の開発に力を入れる企業が多い中、「あと1nm、どうしても精度を上げたい」という相談が多くJ商エレに寄せられるようになりました。
※1nm(1ナノメートル 平均的な髪の毛の太さの10万分の1程度)
これまでの微細化は、装置の設計方法などデザインによる解決手法が主でした。
しかしヒアリングの結果、デザインでまかなえる精度にも限界があるため「装置の素材から検討し直したい」という要望が新たに生まれてきていることがわかりました。
そこで今回の出展では、この“ラスト1nm”の精度向上課題に対して実績のある低熱膨張材「LEX(R)」を出展いたします。
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URL:https://lp.jfe-shoji-ele.co.jp/nanotech-2024
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■出展詳細|ブレッドボードなどの精密機器に対応
展示会では、低熱膨張材「LEX(R)」における「この仕様での実装は可能か」「この分野での応用は可能か」といったご相談はもちろん、素材の販売、加工、熱処理、表面処理、合金設計といったトータルでのご相談を承ります。
「LEX(R)」は、“温度変化による伸縮がほぼない”という特性を持つため、微小なズレが大問題に発展してしまうような精密機器に適しています。具体的には、光学ブレッドボード*等の実験プラットフォームからウエハ検査装置、フォトマスク検査装置、プローブカードといった、半導体・光学・宇宙航空分野などの精密機器・装置で活用可能です。
光学ブレッドボードやウエハ検査装置等に活用可能
*ブレッドボードとは、平面に光学系を構築するためのポータブルプラットフォームです。
■製品詳細|低熱膨張材「LEX(R)」について
低熱膨張材「LEX(R)」および究極の“熱膨張ゼロ”を叶える合金材料「LEX-ZERO(R)」は、日本鋳造株式会社が提供する低熱膨張合金です。J商エレでは、「LEX(R)」の販売はもちろん、合金設計から加工・造形・熱処理・表面処理・完成検査までもワンストップで提供する「LEX(R)の総合窓口」を展開しています。
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
JFE商事エレクトロニクス株式会社 高機能性材料開発室
▼お問い合わせ|小笠原・竹内:koukinou@jfe-shoji-ele.co.jp/03-5203-5643
▼高機能性材料開発室HP|https://www.jfe-shoji-ele.co.jp/business/material/
■今後の展望|素材からも脱炭素化を目指す
JFEグループでは、JFEグループ環境経営ビジョン2050を掲げ、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、グループ全体で段階的なCO2削減への取り組みを推進しています。
低熱膨張材「LEX(R)」は、温度変化による伸縮がほぼないため、精密機器の性能を最大限引き出すために使用される恒温室・装置が不要となります。その意味において、二酸化炭素の排出量削減にも貢献できる素材です。
今後は、「LEX(R)」の利用拡大による精度の“ラスト1nm”課題解決と共に、素材からも脱炭素化の取り組みを進めてまいります。
※恒温室・装置
外部の温度変化による影響を防ぐため、温度を一定に保つための部屋や装置。品質や歩留まり向上のために精密機器の性能を最大限引き出すために利用される。
【会社概要】
社名 :JFE商事エレクトロニクス株式会社
所在地 :〒100-0004
東京都千代田区大手町2丁目2番1号 新大手町ビル6階
代表取締役社長 :柳澤 孝彰
設立 :2004年10月
HP :https://www.jfe-shoji-ele.co.jp/
<事業内容>
・各種半導体製品の設計開発から生産までのトータルソリューションの提供および周辺機器の販売・商品企画等
・電子部品の実装・組立・検査等の装置および周辺機器・関連システムの販売・据付・保守等
・産業用洗浄装置および多種洗浄剤の販売・保守等
・工場の自動化・スマート化に貢献する製品やソリューション等の販売・保守等