「CES 2024」 レポート 第20回
ミニLEDバックライトで7680×2160ドットの曲面ディースプレーも登場
AcerがOLEDで12時間稼働のモバイルノートなど2024モデルを発表
2024年01月11日 00時01分更新
AcerはCES2024にて、世界向けに新型ノートPCとゲーミングノート、ディスプレーを発表した。
モバイルノートにOLED採用で12時間稼働
「Swift Go 14/16」 (SFG14-73)(SFG16-72)
薄型軽量モバイルノートPCで、Core Ultraを搭載し、インテルEvoプラットフォームにより14では最高12.5時間、16では10.5時間のバッテリー稼働が可能だ。メインメモリーは最高32GBでLPDDR5X、ストレージは最高2TBでPCIe Gen 4 SSDを内蔵できる。
ディスプレーは14が2880×1800ドットのOLEDで90Hz、16が3200×2000ドットの120Hzで、ともに最大輝度が500ニト、100%DCI-P3の色域を持つ。
タッチパッドが従来より44%大型化され、14ではマルチコントロール照明タッチパッドも選択可能。
インターフェースはThunderbolt4×2にType-A、HDMI2.1、マイクロSDカードスロットを内蔵。
米国での価格は14が約750ドル(約11万円)、16が約800ドル(約12万円)で3月発売予定。
クリエイターモデルもCore Ultraに
「Swift X 14」 (SFX14-72G)
CPUはCore Ultra H、GPUにはGeForce RTX 4070を搭載するクリエイターモデル。
ディスプレーは14.5インチの2.8KOLEDで120Hz、最高輝度は500nit、100% DCI-P3とDisplayHDR TrueBlack 500の認証を持つ。
米国での価格は約1400ドル(約20万円)で2月発売予定だ。
ゲーミングノートもCopilotキー搭載
「Predator Helios 16/18」 (PH16-72)(PH18-72)
「Predator Helios Neo 16/18」 (PHN16-72)(PHN18-71)
ゲーミングノートのHelios 16/18は、CPUに新発表となったインテルの14世代モバイルCPUを採用し、最高でi9-14900Hを内蔵。GPUは16がGeForce RTX 4080を、18が同4090を内蔵する。第5世代AeroBlade 3Dファンにより、強力に冷却する。
メインメモリーは最高32GBでDDR5 5600MHz、ストレージは最高2TBでRAID0が可能だ。
ディスプレーは16インチと18インチで、ともに2560×1600ドットのミニLEDバックライト採用液晶を搭載。1000ニト、250Hzで100%DCI-P3をカバーする。
キーボードはMagKey 3.0メカニカルスイッチで、交換が可能。インターフェースはThunderbolt4×2にHDMI、マイクロSDカードスロットも備える。
Helios Neo 16/18はよりカジュアルなエントリーモデルで、ディスプレーはミニLEDバックライトではなく、2560可決1600ドット140Hz液晶となる。
米国では16が約1900ドル(27万円)、18が2000ドル(29万円)、Neo 16が1500ドル(22万円)、Neo 18が1550ドル(22万円)で、16のみ1月から、それ以外は3月発売の予定。
「Nitro 17」 (AN17-72)
Nitro 17はCPUに最高で「i7-14700HX」、GPUには「GeForce RTX 4060」を搭載。メインメモリーは最高32GBでDDR5 5600MHz、ストレージは最高2TB内蔵する。
ディスプレーは17.3インチ16対9比率2560×1440ドットで165Hzを搭載。米国では約1250ドル(約18万円)で1月発売予定だ。
ディスプレーにもミニLEDバックライト
「Predator Z57」
57インチで7680×2160ドット、1000Rの曲率で、ミニLEDバックライトは2304ゾーンをコントロールし、VESA DisplayHDR 1000をクリアする。
DisplayPort 1.4に、HDMI2.1入力を2ポート持ち、画面を分割して表示することや、ピクチャー・イン・ピクチャーも可能。
米国では約2500ドル(約37万円)で第2四半期に出荷予定だ。
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