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理化学研究所、量子コンピュータとスパコンを連携利用するための大規模なプラットフォーム研究開発プロジェクトに、クオンティニュアムの量子コンピュータ・システムモデルH1を採用

PR TIMES

クオンティニュアム株式会社 
クオンティニュアムが世界をリードするイオントラップ型量子コンピュータにオンプレミスでアクセス


量子コンピュータとスーパーコンピュータのアプリケーション開発を加速するプロジェクトに理化学研究所、ソフトバンク、東京大学、大阪大学が参画

英国 ロンドン、米国コロラド州ブルームフィールド 2024年1月10日
 世界最大級の総合量子コンピュータ企業であるクオンティニュアムと、日本最大の自然科学の総合研究機関であり、世界有数のスーパーコンピュータセンターを有する国立研究開発法人理化学研究所(以下「理研」)は、クオンティニュアムの最高性能を誇る H1シリーズ・イオントラップ型量子コンピュータを導入する契約を締結しました 。この契約により、クオンティニュアムは埼玉県和光市にある理研のキャンパスにハードウェアを設置します。

今回のHシリーズ導入はスーパーコンピュータ「富岳」と量子コンピュータからなるハイブリッド高性能コンピューティング・プラットフォームを構築する理研のプロジェクトの一環です。この統合ハードウェア・プラットフォームは、理研の研究者および共同研究者であるソフトバンク、東京大学、大阪大学が、量子コンピュータとスーパーコンピュータを最も効果的に連携するために必要なソフトウェア・ツールやアプリケーションを開発する大規模なソフトウェア研究プログラムを支援します。

プロジェクトの目標として、理研らの共同研究者は、最先端の量子コンピュータとスパコンを連携するためのシステムソフトウェア、プラットフォームを構築し、ポスト5G時代で提供されるサービスとして展開する技術としての有効性を実証します。このプロジェクトは、日本の経済産業省傘下の国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託により実施されます。

QuantinuumのCEOであるRajeeb Hazra博士は、以下のように述べています。
「日本のこの野心的で先進的なプロジェクトにHシリーズが選ばれたことを光栄に思います。私たちの量子コンピューティングにおける商業的リーダーとしての実績、技術的、運用的ノウハウをご提供することで、本プロジェクトの目標達成に貢献したいと考えています。当社のHシリーズ量子コンピュータは、世界中の研究者による画期的な開発を可能にする独自の態勢を整えています。理研や他の日本の研究機関の研究者の方々にHシリーズ量子コンピュータのパワーと能力をフルにご活用頂けることを大変嬉しく思います。」

計算科学研究センター 副センター長/量子HPC連携プラットフォーム部門 部門長の佐藤三久博士は「最先端のNISQの量子コンピュータは今、量子ビット数の増加と忠実度の向上に伴い、実用的な段階に踏み出しつつあります。HPC (High Performance Computing) の観点から見ると、量子コンピュータは、従来スパコンで実行されてきた科学アプリケーションを高速化し、スパコンではまだ解くことのできない計算を可能にする装置です。理研の科学の総合力と『富岳』をはじめとする最先端のスパコン開発及び運用の経験を生かして、量子・HPC連携コンピューティングのためのシステムソフトウェアの開発に取り組んでいきます。」と述べました。

詳しくは、https://www.quantinuum.com/hardware/h1 をご覧ください。

1.Quantinuum Hシリーズ・イオントラップ型量子コンピュータのベンチマーク
https://vimeo.com/884132330/29a123cefc?share=copy

理研について
国立研究開発法人理化学研究所(りかがくけんきゅうしょ、英語名:RIKEN)は、日本で唯一の自然科学の総合研究所として、物理学、工学、化学、数理・情報科学、計算科学、生物学、医科学などに及ぶ広い分野で研究を進めています。1917年に財団法人として創設された理研は、現在では日本全国に世界トップクラスの研究センターや研究所のネットワークを擁しています。

Quantinuumについて
Quantinuum(クオンティニュアム)は世界最大の統合型量子ソリューション企業であり、強力な量子コンピュータと独自の量子アプリケーションの開発を通じて、材料探索、サイバーセキュリティ、AIなどの飛躍的な発展に貢献しています。370人以上の科学者とエンジニアを含む約500人の従業員を擁し、世界中で量子技術による革新をリードしています。
詳細は http://www.quantinuum.com をご覧ください。

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