【Confido】介護・保育人材の多様化に向けた音声認識を活用したAI入力機能『Voice DLog(ヴォイス・ディーログ)』のリリース
白金数理合同会社
介護・保育分野のコミュニケーションプラットフォーム『Confido(コンフィード)』に、人材の多様化に向けた音声によるAI入力機能『Voice DLog(ヴォイス・ディーログ)』がリリース。
概要
白金数理合同会社(千葉県千葉市美浜区若葉3-1-18 幕張ベイパーククロスレジデンスS2-1 代表社員:長谷川知里、以下 白金数理)は、2024年1月15日に同社が提供する介護・保育向けコミュニケーション・プラットフォーム『Confido(コンフィード)』において、エンタープライズプランを対象として音声認識を活用した介護・保育記録の AI入力機能『Voice DLog(ヴォイス・ディーログ)』をリリースします。この機能は、特に介護分野で働く外国人労働者や高齢労働者を支援することを目的としており、介護や保育の現場での記録入力作業の負担を大幅に軽減します。音声認識技術を活用することで、言語やタイピングスキルの障壁を乗り越え、迅速かつ正確な記録入力を実現します。
『Confido(コンフィード)』のこの新機能は、介護・保育記録の構造データ化を実現し、AIによるバイタル監視や異常検知機能を通じて、医療分野への応用を目指しています。これにより、介護や保育の現場で得られるデータがより有効に活用され、患者や園児の健康管理をより高度にサポートします。この進歩は、介護・保育サービスの質を向上させると同時に、医療介入の迅速化と正確性の向上に貢献する重要なステップとなります。
■新機能『Voice DLog(ヴォイス・ディーログ)』について
Voice DLog は、介護・保育の記録を音声入力し、情報を構造化して保存できる機能です。単純に音声入力するだけであれば、スマートフォンの入力補助機能などで事足りますが、我々の目指す AI がスタッフをアシストする世界には、データを構造的に保持していることが極めて重要となります。一方で、例えば「体温:36.4℃」などとスタッフがいちいち入力するのは手間がかかりますし、加えて後述する労働者の多様化の背景を踏まえると、より簡単に情報を構造化して入力する手法が必要でした。昨今の GPT技術の発展に伴い、非構造化データの代表格であるテキスト情報から、適切な構造化を行うことが非常に高精度で行えるようになりました。
この機能は、日本語での入力はもちろん、英語やドイツ語などあらゆる言語での入力が可能で、記録には原文と訳文の両方が保存されるようになっています。このような機能の補助を受けて、労働者の多様化にも耐えうるオペレーションの構築をサポートしていきたいと考えています。
▶ 機能DEMO
https://youtube.com/shorts/kNxCWHbDvPY?si=jee8MOABUa7zaNac
※本機能は、エンタープライズプランが対象です
開発背景
総務省によると、2021年時点で65歳以上の高齢者の就業率は25.1%、65~69歳の就業率は50%を超えており、70歳以上の就業率も18.1%に上昇しています。また、就業者総数に占める高齢就業者の割合は13.5%で、高齢者に占める労働人口が徐々に増加してきている現状です。
「高齢者の就業」,総務省統計局, https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1322.html, 2024/01
他方、介護業界に目を向けてみると、日本の介護業界では、人手不足を補うために外国人労働者の雇用が進んでいます。これらの制度には、経済連携協定(EPA)、在留資格「介護」、技能実習、特定技能などが含まれます。
外国人介護人材の受入れについて, 厚生労働省, https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28131.html, 2024/01
このような背景から、高齢者や外国人労働者を含む多様な労働者が効率的に介護・保育記録を入力できるようなシステムが必要とされています。音声認識技術を用いた入力機能は、言語障壁やタイピングスキルの問題を軽減し、労働者の負担を減少させることができます。また、これによりデータの構造化とAIによるバイタル監視や異常検知が容易になり、医療への応用も期待されます。
■今後のサービス展望
『Confido(コンフィード)』は、信頼関係の構築をサービスの核としておいており、それを実現するための機能を開発していきます。信頼関係を構築する上で「人はミスをする生き物だ」という前提に立つことが極めて重要であるとしており、仮にミスを犯してしまったとしてもリカバリーできるフェイル・セーフなシステム・オペレーション設計、人が気づけなかったり忘れてしまいやすい事柄に対するシステム的なサポートを主軸として、今後も開発を進めていきます。
■ 白金数理合同会社について
白金数理合同会社は「信頼のネットワークを技術と数理の力で築く。」をミッションとして掲げ、数理・技術を用いて普遍的な概念を創り出し、社会に価値を実装します。革新的な発明はパラダイムシフトを誘起し、そこに新たな文化を創生します。我々は、数理という礎の上に文化を創造することを信念としています。【会社概要】
会社名:白金数理合同会社
本社所在地:千葉県千葉市美浜区若葉3−1−18 幕張ベイパーククロスレジデンスS2−1
代表社員:長谷川 知里
事業内容:データ解析・機械学習・数理モデルの共同開発、アナログ領域のデジタル化アプリケーション開発と継続化
ホームページ:https://www.shirokane-suri.com/
メールアドレス:info@shirokane-suri.com