「CES 2024」 レポート 第12回
参考出品はハプティックなクッションです!
Razerが世界初の240HzOLED搭載ゲーミングノート「Razer Blade 16」など2024モデルを発表
2024年01月09日 11時00分更新
RazerはCES2024にて日本時間1月9日に、ゲーミングノートPC「Bladeシリーズ」の2024年モデルを発表した。
新しい14世代コアの「Core i9-14900HX」や、世界最高リフレッシュレート240HzのOLEDを採用している。
世界初の240Hz OLEDを搭載
Razer Blade 16 (2024)
16型のBlade 16は新たに、世界初のリフレッシュレート240HzのOLED(有機ELディスプレー)を採用し、高いコントラストと高速描写を実現している。QHD+(2560×1600ドット)でコントラスト比は100万対1、0.2ms、HDR TrueBlack 500、100%DCI-P3だ。従来同様のデュアルモード&ミニLED搭載液晶モデルも用意される。
CPUにはCESで発表となった14世代コアの「i9-14900HX」を採用。8P+16Eの24コア32スレッドで、最高5.8GHz動作で、オーバークロックも可能となる。GPUは最高でNVIDIA GeForce RTX 4090を選択できる。
冷却は同社がBladeで初めて採用したベイパーチャンバーに、0.5mmの排熱フィン、NASBIS Insulatingシートによって、キーボードの温度を12%低下させている。
インターフェースはThunberbolt 4×2にType-A×2、HDMI、SDカードスロット、オーディオジャックを、無線LANはWi-Fi 7対応となる。
バッテリーは95.2Wh内蔵で6時間のゲームプレイが可能。ACアダプターはGaN採用で60%小型化している。
米国では約3000ドル(約43万円)で1月18日から発売予定。
モバイルゲーミングもCPUを強化
Razer Blade 14 (2024)
14型はCPUに、前モデルのRyzen 9 7940HSから、「Ryzen 9 8945HS」にグレードアップ。GPUは最高でNVIDIA GeForce RTX 4070を選択できる。ブラックボディに加え、シルバーボディも投入。
ディスプレーは14インチの16対10、QHD+()で240Hzを採用。価格は約2200ドル(約32万円)で1月23日から予約開始となる。
こちらも世界初の4KパネルにThunderbolt5を搭載
Razer Blade 18 (2024)
18型は世界初の18インチで4K解像度(3840×2400ドット)の165Hzディスプレーを採用した。前モデルは2560×1600ドットの240Hzだったので、リフレッシュレートは下がるが、解像度を上げた。
Thunderboltの「5」を採用し、外部出力では4K144Hzから最高8Kをサポートするほか、240Wの電源供給も可能となった。
発売は2024年後半の予定だ。
11機能を搭載
Razer USB C Dock
USBドックは11個の出力端子を持つ。
USB3.2 Type-C
USB3.2 Type-A×2
USB2.0 Type-A×2
オーディオジャック
SDカードスロット
マイクロSDカードスロット
Type-C PD(100WPD)
有線LAN
HDMI(4K60HZ)
USB3.2 Type-C(85W)
米国では約120ドル(約1万7000円)で1月8日より発売。
新デザインのゲーミングチェアー
Razer ISKUR V2
腰のランバーサポートが大型化し、アジャスタブルに。肩部分とシート部分の横幅が大きくなっている。背もたれは139度から152度までリクライニング可能。シートのクッション素材も新しくなっている。素材とカラーリングで3モデル。
米国での価格は約600ドル(約9万円)で1月8日発売だ。
後ろの壁もはなやかに
Aether Monitor Light Bar
モニター上部に装着するライトバーで、机上を明るく照らすだけでなく、背後の壁面にもカラー照明を照射する。
背面照明はChroma RGB対応で、正面の色温度も指定可能。
米国では約130ドル(約1万9000円)で第2四半期に発売予定。
カラダ全体でゲームを楽しむ
Project ESTHER
こちらはコンセプトモデルのハプティック・ゲーミング・クッションで、椅子に装着して、振動により、ゲーミングのリアリティーを体感するもの。
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