新MacBook Pro/iMac登場! Appleシリコンの性能は「M3」で新段階に! 第14回
M3搭載MacBook Proの高性能を活かしきる! 外部ディスプレイ活用のススメ
2024年01月03日 09時00分更新
MacBook Proをデスクトップマシンのように使う方法
2023年秋から筆者のメインマシンになったM3搭載MacBook Proと、今回の取材のために用意した27インチ 5K Retinaディスプレイを搭載するApple Studio Displayを接続してみました。
Studio Displayに同梱されている1mのThunderboltケーブルでMacBook Proに接続します。MacのAppleメニューから「システム設定」→「ディスプレイ」に入ると外部ディスプレイの使用形態、輝度調整などが変更できます。拡張ディスプレイとして使う場合は、MacBook Proの画面に対してStudio Displayを左右のどちら側に「配置」するかを決めます。
外部ディスプレイにMacBook Proのディスプレイを拡張したり、またはミラーリングする使い方もできますが、MacBook Proの画面を閉じた状態で、Studio Displayにつないだデスクトップマシンのように使えます。このようなスタイルをクラムシェルモードと呼んだりもします。写真や動画の編集、ビデオ鑑賞などStudio Displayの大きな画面に集中しながら作業したい時に有効です。
Apple Studio Displayは電源ケーブルによる給電が必要です。ThunderboltケーブルでつながっているMacBook Proについては、Studio Displayから最大96Wのホスト充電ができるため、MacBook Proを別途電源ケーブルをつなぐ必要はありません。またStudio Displayに電源ボタンはなく、MacBook Proを起動すると自動でオンになります。
クラムシェルモードでMacBook Proを活用する際には、画面を閉じたまま作業ができるようにBluetooth接続のマウスとキーボードを用意します。AirPods ProやBluetooth接続のゲームコントローラーもMacBook Proに接続ができます。macOS Sonomaの「ゲームモード」により、音声と操作入力に対するレスポンスの遅延を感じることなくゲームが楽しめました。Studio Displayに表示される映像が遅れることもありません。
M3搭載MacBook Proには、元からThunderbolt/USB 4ポートが2基しかありません。Studio Displayを組み合わせると、ディスプレイ側の3つのUSB-Cポートが「Macのもの」のように使えます。MacBook Proをつないでいないポートに周辺機器を接続したり、ポータブルオーディオ機器を接続して音楽データの転送などをする余裕が生まれます。さらに本体を閉じたMacBook Proの空いているUSBポート、SDカードスロットも併用できます。
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