これが未来のペイントソフトの姿かも
こうしてKritaを触ると、未来の「ツール」としてのStable Diffusionがどう組み込まれていくのかがはっきりわかりますね。しかも、タダ! ただ、これをAdobeが放っておくわけがないので、同じような機能を同社のアプリに積んでくるのは十分、将来的にありうることではないでしょうか。これがクリスタに入ってくれたらいいのになあ……という感じもします。どこかのタイミングで入ってくることを期待しています。
Stable Diffusion登場以来、ずっと課題だったのは、いかに狙っていた絵を出力するために自由にコントロールできるかということだったんです。原理的にどうしても、ランダム性を含むために、毎回生成するごとに結果の揺れが大きくなるのですね。
そこに、ControlNetが出てきたことで構図は制御しやすくなりましたが、それでも細かいところは難しかった。そこに、LCMとそれを採用したペイントソフトが出てきたことで、いよいよコントロールが容易になった。ペイントソフトの後ろ側で画像生成AIが動き、人間の作業を支えるツールという可能性をはっきり見せてくれるところまで来たんじゃないかと感じます。今後広がっていかないと考える理由はありません。
今後、さらにいろんなテクニックが開拓されていき、「画像生成AIかアナログか」という境界線も、どんどんあいまいになっていくんじゃないでしょうか。いやあ、すごい時代になりそうです。

この連載の記事
-
第144回
AI
わずか4秒の音声からクローン完成 音声生成AIの実力が想像以上だった -
第143回
AI
AIエージェントが書いた“異世界転生”、人間が書いた小説と見分けるのが難しいレベルに -
第142回
AI
数枚の画像とAI動画で“VTuber”ができる!? 「MotionPNG Tuber」という新発想 -
第141回
AI
AIエージェントにお金を払えば、誰でもゲームを作れてしまうという衝撃の事実 開発者の仕事はどうなる? -
第140回
AI
3Dモデル生成AIのレベルが上がった 画像→3Dキャラ→動画化が現実的に -
第139回
AI
AIフェイクはここまで来た 自分の顔で試して分かった“違和感”と恐怖 -
第138回
AI
数百万人が使う“AI彼女”アプリ「SillyTavern」が面白い -
第137回
AI
画像生成AI「Nano Banana Pro」で判明した“ストーリーボード革命” -
第136回
AI
画像生成AIの歴史を変えたNano Banana “一貫性の壁”が突破された2025年を振り返る -
第135回
AI
実在感が恐ろしいレベル 画像生成AIの常識をひっくり返した「Nano Banana Pro」 -
第134回
AI
“AI読者”が小説執筆の支えに 感想を励みに30話まで完成 - この連載の一覧へ






