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西田宗千佳の「AIトレンドトラッキング」 第8回

アップル新型「MacBook Pro」生成AIを意識したスペックに|AIニュースまとめて解説

2023年11月09日 07時00分更新

文● 西田宗千佳 編集●ASCII

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10月後半のまとめ:オンデバイス生成AIへの助走が始まった

 10月前半に色々あり、11月にもまた発表を控えていることもあってか、10月後半のニュースはちょっと地味めな印象がある。すでに11月前半分が大変なことになっているので、その辺は次回もお楽しみに。

 あえて指摘するとすれば、デバイス各社が「オンデバイス生成AI」の時代を見据え始めた、というところだろうか。クアルコムの発表は「生成AI」と「PC市場」にフォーカスしたもので、スマホが主軸であるクアルコムにしては珍しい。

 生成AI自身を作る企業も、パラメータ数競争を「大規模化」だけでなく「コンパクト化」に割り振りつつある。オンデバイス生成AIでなにができるのか、まだあやふやな部分はあるが、それらと半導体企業の協業により、今の生成AIとは少し違う市場が構成されていくのだろう。

 

筆者紹介――西田 宗千佳

 1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。取材・解説記事を中心に、主要新聞・ウェブ媒体などに寄稿する他、書籍も多数執筆。テレビ番組の監修なども手がける。主な著書に「メタバース×ビジネス革命 物質と時間から解放された世界での生存戦略」(SBクリエイティブ)、「ネットフリックスの時代」(講談社)、「ソニー復興の劇薬」(KADOKAWA)などがある。

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