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編集ソフトを使ったベンチマークもチェック

ノートPCということを忘れるレベルの性能、Core i9とRTX 4090でクリエイティブも超快適な17.3型

2023年10月31日 11時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

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クリエイティブ系ソフトでの作業も非常に快適

 そこで実際にクリエイティブ系ソフトをいくつか使用してパフォーマンスをチェックしてみた。今回使用したのは、写真現像ソフトのAdobe Lightroom Classic CC、画像編集ソフトのAdobe Photoshop CC、動画編集ソフトのAdobe Premiere Pro CCで、それぞれRAW現像時間や動画の書き出し、フィルターの処理時間などを計測した。

 まず、Lightroom Classicで20M画素(5184×3888ピクセル)のRAW画像を現像した時間と、撮影画像を高画質化する「RAWディテールの強化(ノイズ除去あり)」、元画像の4倍相当の解像度(10368×7776ピクセル)に高画質化する「スーパー解像度」を適用した際の時間を計測した。いずれも100枚一括して処理した時間を測っている。

Lightroom Classicでの処理時間
処理内容 処理時間
RAW現像 19秒98
RAWディテールの強化(ノイズ除去あり) 9分51秒13
スーパー解像度 13分19秒65

 20M程度のRAWなら1秒につき5枚程度も現像できることが分かる。色の調整などを行なう際もプレビューに瞬時に反映されるため、ほとんど待たされることなく作業することが可能だった。これくらいサクサク編集・書き出しできると、大量に撮影する際もひとまずRAWで撮っておこうかという気持ちになる。

 「RAWディテールの強化」や「スーパー解像度」もクリエイター向けデスクトップパソコンに迫る処理速度で、ノートパソコンで作業していることを忘れるくらい快適だった。

 続いて、Photoshopで20M画素(5184×3888ピクセル)の画像を開き、機械学習を利用した重めの処理をいくつか実行して処理時間を計測してみた。

Photoshopでの処理時間
処理内容 処理時間
被写体の選択 4秒15
オブジェクトファインダー 2秒65
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除:高) 1分26秒82

 いずれも性能が低めのパソコンだと結構待たされるものばかりだが、本機ではあっという間に処理が完了してしまった。これだけ速いと、試行錯誤しながら細部を詰めていく作業もやりやすい。

 さらに、Premiere Proで動画のHEVC書き出しにかかった時間を計測してみた。なおHEVC書き出しは5分10秒のH.264動画(4K/60fps)を解像度やフレームレートはそのままHEVC(H.265)に変換した速度を計測した。

Premiere Proでの処理時間
処理内容 処理時間
HEVC書き出し(ハードウェアエンコード) 3分48秒
HEVC書き出し(ソフトウェアエンコード) 5分10秒

 結果を見ると、GPUを使ったハードウェアエンコードだとCPUだけのソフトウェアエンコードに比べて3~4割ほど高速になることが分かる。いずれの処理もデスクトップ版Core i7+RTX 30シリーズを搭載したクリエイター向けハイエンドパソコンと比べても遜色ない書き出し速度。ゲームだけでなく、画像編集や動画編集、ライブ配信、CG制作などの負荷の高い用途でも快適に使用できるはずだ。

ゲームだけでなくクリエイティブ用途にもおすすめ

ノートパソコンでハイエンドでストップ並みの性能がほしい人にオススメ

 黒を基調とした洗練されたデザインのボディーに第13世代Core i9プロセッサーやGeForce RTX 4090、高リフレッシュレートディスプレーなどを搭載した17.3型ゲーミングノートPC「SLEVEL-17WG191-i9-XLSX」。ハイエンドデスクトップパソコンに迫るパフォーマンスを実現しており、これ1台あれば重量級ゲームをヌルヌルした映像で楽しんだり、高解像度の動画をサクサク快適に編集することができる。

 高性能なパソコンがほしいけれどデスクトップ用のスペースを用意できない人や、ゲームだけでなくクリエイティブ用途にもガッツリ使用できるノートパソコンを探している人にはぜひ注目してほしい製品だ。

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