イロイロな素材を実際に切ってみた!
さて、実際にいろいろな素材を切ってみましょう。
まず試したのは紙。薄いコピー用紙も、工作用の厚紙も、当然のようにザクザクと切れます。これは文房具のハサミと変わりません。
ただし、切り口には注意。奥のマイクロセレーション部を使うと、切り口までギザギザとしたものになってしまいます。
切るだけが目的なら問題ないですが、断面をキレイに切る必要がある場合は、先端のストレート刃で切るようにしましょう。使える刃の長さが短くなってしまうので、大きなものを切るのには向いていません。スライド切りができるほど薄い紙なら大丈夫ですけど。
続いては、硬い、厚い、太い素材の例として、いくつか試してみました。切ってみたのは、革(ベルト)、竹箸(直径約5mm)、結束バンド、DVD-Rの4つです。これは力がいる素材となるため、奥のマイクロセレーション部で切りました。
結果、どれも素材が滑って逃げることなく、切ることができました。小さいハサミだと、太い結束バンドを切るのが結構難しかったりするので、このあたりを確実に切れるというのはイイ感じです。
ただし、硬い素材を切る場合は結構な力がいるため、両手でがっつりとハンドルを握って切ることになります。この例でいうと、丸い竹箸がそれです。
両手で握る場合の問題は、切れた瞬間に指や手のひらを挟んでしまい、怪我をしてしまうこと。鉄腕ハサミGTはこうした怪我を防ぐため、フィンガーガードが装備されているので安心です。といっても、フィンガーガード越しに挟む可能性はゼロではないので、気を付けなきゃいけないのは同じですが。
太めで切りにくいもう一つの素材例として、ケーブルも試してみましょう。手元にあった、電源タップのコードと、LANケーブルを切ってみました。どちらも普通なら、迷わず工具を使うべき対象です。
竹箸よりも柔らかいこともあって、そこまで力を入れなくとも切ることが可能。ギザ刃のおかげで丸いケーブルが逃げたりもしませんし、結構切りやすいと感じました。
もちろん専用工具を使ったほうが断然楽ですが、手元の鉄腕ハサミGTで代用できるなら、これでもいいなと思える程度には実用的です。
最後は、針金。製品情報としては、銅線1.6mmと針金1.2mmとありますが、この通りのものを切るのはあまり面白くないので、手元にあったアルミ3mmと、ピアノ線0.9mmで試してみました。
なお、基本的にどちらも切ることが想定されていない素材です。
アルミは柔らかいものの、3mmという太さがネック。ワイヤーカッター部に入らないかと思ったのですが、ギリギリ入ってくれたおかげで切れました。
ピアノ線は純粋に硬いため、ニッパーでも刃こぼれしやすく、硬鋼線カッターなんかを使います。それがハサミで切れれば……と思って試してみたところ、かなり硬くて力がいるものの、0.9mmなら意外といけるものですね。
ただ、さすがに何度も切っていると、いくら鉄腕ハサミGTとはいえ負けてしまいそうなので、あまりオススメはできませんが。
切り口はともかく、切断能力は高い!
文房具のハサミでは切れない、もしくは切るのが難しいものをイロイロ試しましたが、力はいるものの意外と切れる範囲が広く、普段使いのハサミとして常備しておくのはアリだと感じました。
ただし、奥のギザ刃のせいもあって、切り口はあまりキレイではありません。キレイな切り口で切りたいというのであれば、素直にカッターや工具を使いましょう。
しばらく使っていて気になったのは、グリップの素材が固いため、指が痛くなることでしょうか。また、グリップ内側にエッジが立っている場所があり、触ると少し引っかかるのが気になりました。ここはヤスリなどで削り落とした方がよさそうです。
なお、あくまで普段使いのハサミを強くしたという位置づけの製品なので、金属板の切断には向いていません。「文房具のハサミでも、がんばれば切れなくもない」というものが、「鉄腕ハサミGTなら、比較的容易に切れる」くらいの変化といえば分かりやすいでしょうか。
劇的に変わりはしませんが、いろんな素材を雑に切ってOKというのは、正直いって楽です。自分のように、工具を出すのが面倒でハサミをダメにしたことがあるような人には、ピッタリだと思います。
●お気に入りポイント●
・素材が逃げないギザ刃
・安心のフィンガーガード
・イロイロと雑に切れる
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