複数のツールが1つにまとめられ、これさえあれば何でもできる……と思えるほど充実した機能が魅力のマルチツール。各ツールは折り畳み式で、引き出して使用するというのが基本となっています。多くの荷物を持っていけないアウトドアでは、とくに頼りになる存在でしょう。
ただし、製品によっては機能数を誇るのが目的となっていることもあります。実用考えてないよね? っていうほど厚みがあるとか、各ツールが薄くて強度が足りないとか、精度が低くてハサミが切れないとかですね。
アクセサリーやキーホルダー、ウケ狙いのお土産であればいいですが、アウトドアで使うツールとして考えているなら、かなり微妙になってしまいます。
そんな実用性重視で選んだときにまず思い浮かぶ、といっても過言でもないマルチツールのメーカーが、LEATHERMAN(レザーマン)。新型フラッグシップモデルとして、「LEATHERMAN ARC」(実売価格4万9500円前後)が登場したと聞き、借りて試してみました。
どんな機能があるのかは……ユーザーズガイドをチェック
あまりに機能があり過ぎて、実物を見てもどれが何の機能なのか、わからないものが多数。見た目からもスグにわかるナイフなんかはいいですが、ハンマーとか、ワイヤストリッパーとかになると、説明されないとわかりにくいですからね。
そういう意味で、ユーザーズガイドは穴が開くほど読み込んでおきたいです。
ザッと機能を挙げておくと……
・MagnaCut 直刃ナイフ(DLCコーティング)
・ニードルノーズプライヤー
・レギュラープライヤー
・154CM取替式ワイヤーカッター
・154CM取替式ハードワイヤーカッター
・エレクトリカルクリンパー
・ノコギリ
・ハサミ
・木工/金属用ヤスリ
・ダイヤモンドコーティングヤスリ
・ノコヤスリ
・ラージビットドライバー
・スモールビットドライバー
・マイナスドライバー(M)
・てこ
・キリ(米国仕様)
・栓抜き
・缶切り
・ハンマー(軽量ペグ用)
・ワイヤーストリッパー
となっていました。
ARCの最大の特徴は、ナイフ。マルチツールとして初めてナイフ用鋼材の「MagnaCut」を採用し、耐食性、靱性、硬度などに優れているのが特徴です。

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