「Monoxer」にて、文章をチャンクに分割して記憶する「文章記憶機能」をリリース
モノグサ株式会社
社会人が文章を効率的に記憶定着する機能から提供開始、東京海上日動で活用
モノグサ株式会社(東京都千代田区、代表取締役:竹内 孝太朗、畔柳 圭佑、以下「モノグサ」)が提供する記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」にて、文章をチャンクに分割して記憶する「文章記憶機能」をリリースしました。第一弾として、マニュアルやトークスクリプトをはじめとして、社会人が記憶すべき文章を効率的に記憶定着する機能から提供開始します。 尚、9月より東京海上日動火災保険株式会社(東京都千代田区、取締役社長:広瀬 伸一、以下「東京海上日動」)では、保険代理店の募集人に向けた「募集人育成プログラム」にて「文章記憶機能」の活用を開始しています。 今後は、言語学習での活用をはじめ、幅広く様々な文章を効率的に記憶できるように機能の拡張を検討していきます。
「文章記憶機能」について
試験勉強に必要な文章や歴史的に有名な詩、業務に必要なマニュアルやトークスクリプトなど、様々なシーンで記憶が必要な文章が存在しています。文章を記憶することは一定の負荷がかかる一方で、これまで効率的に記憶する方法が存在していなかったため、この度モノグサでは「文章記憶機能」の開発に着手しました。
「文章記憶機能」の開発にあたり、記憶に関する過去の研究を参考にしています。ハーバード大学の認知心理学者、George Armitage Millerは1956年に『Psychological Review』誌に投稿した論文「The Magical number seven, plus or minus two」で、情報をかたまりとして捉えて「チャンク」として扱うことを提唱し、人間が短期記憶に保持できるチャンク(情報のかたまり)の数は7±2(5~9)であることを発表しました。これは「ミラーの法則(Miller’s law)」としても知られています。
モノグサでは、この「ミラーの法則」を参考にして、文章をチャンク(情報のかたまり)に分割したうえで、チャンクごとの記憶を促すための出題する機能を開発いたしました。学習者はMonoxer上で問題を解き続けることで、記憶対象の文章を効率的に記憶することが出来るようになります。
第一弾としては、トークスクリプトやマニュアルをはじめとした、社会人のスキルアップに向けた活用を想定した機能を展開します。今後は、言語学習における活用をはじめ、幅広く文章を記憶するニーズへの対応を進めます。
東京海上日動における「文章記憶機能」の活用
モノグサは、東京海上日動の保険代理店における「募集人育成プログラム」に2023年4月よりMonoxerを提供し、募集人の保険知識の記憶定着を支援しています。4月から8月までは、保険の知識・商品の特徴・システムの取り扱い方などの学習に活用いただきました。
9月からは新機能である「文章記憶機能」の活用を開始いただき、顧客への具体的な提案トークや、ヒアリング事項などを記憶することで、知識定着のみならず、顧客への丁寧な案内や、最適な保険提案ができる状態を目指しています。
モノグサは、Monoxerによる知識・トークスクリプト定着を通して、より良い提案活動ひいてはその先にある顧客満足度の向上を支援します。
モノグサ株式会社 代表取締役CTO 畔柳圭佑のコメント
Monoxerのアップデートとして、文章を効率的に記憶できる「文章記憶機能」をリリースいたしました。
弊社はこれまで塾様や学校様を中心に教育領域をメインの領域としてプロダクトを提供してきておりました。一方で、記憶の課題は教育領域だけでなく、世の中に広く存在しています。この度はそのような課題の一つである、社会人の方々におけるマニュアルやトークスクリプト等の記憶に取り組み、個人に合わせた文章を記憶するための学習体験を提供できるようになりました。
世の中には文章の形になっている情報が多く存在しております。この「文章記憶機能」は効率性はもちろん、幅広い用途に活用いただけることを目指して開発を行ってまいりました。東京海上日動様で実際にご活用いただけたことは非常に嬉しく思います。
今後も社会人の方々へのサービス提供も含め、私たちは広く記憶の課題の解決に取り組んでゆきたいと考えています。
「モノグサ株式会社」について
モノグサ株式会社は、「記憶を日常に。」をミッションとして掲げ、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer」の開発・提供をしております。
記憶は、私たち人類の知的活動の根幹を担うものです。
人が何かを認識する時や、判断する時。新しいものを生み出す時や、誰かと交流する時も、そこには自らの中に日々蓄積されてきた記憶という土台が必ず存在し、大きな影響を与えています。
一方で「英単語の暗記」のように、記憶することは苦しい活動と捉えられてしまうことが多々あります。その苦しさは、情報が記憶しやすい形に整理されていないことや、記憶定着までの手法や管理が個人の感覚に任されていることに原因がある、と私たちは考えます。
その結果、記憶を無意識に遠ざけるようになってしまい、自らの可能性を形づくる土台をも狭めてしまっているのです。
もし、記憶がだれにでも、負荷なく自然に行える活動になったなら、新しい言語を覚えて海外で働くことも、資格をとってなりたい職業に就くことも自由にできます。週末の過ごし方や日常の何気ない会話にすら新たな広がりが生まれることでしょう。
つまり、人の生き方にさまざまな奥行きと選択肢を与えてくれるもの、それが記憶なのです。
モノグサは、“記憶をもっと容易に、より日常にすること”を使命とします。すべての人が自らの可能性を最大限に拡げることで、人生をより豊かに、実りあるものにするために。
【モノグサ株式会社】
本社 : 〒102-0072 千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル7階
設立 : 2016年8月10日
代表者 : 代表取締役CEO 竹内 孝太朗、代表取締役CTO 畔柳 圭佑
事業内容 : 記憶のプラットフォーム 「Monoxer」 の開発と運営
U R L : https://corp.monoxer.com/