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ファーウェイの中国フラッグシップストアはスマホからEVまで体験できる

2023年10月11日 12時00分更新

文● 中山 智 編集●ASCII

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発表会やレクチャーを見られるアカデミーエリア

 また、1階から2階へ続く階段は「アカデミーエリア」となっており、大型のディスプレーに電源付きのテーブルは用意され、大学の講義室のような雰囲気。実際にスマートフォンなどの使い方をレクチャーしたり、イベントなどに使用されるそうで、実際取材した日には、上海での新車発表会をリアルタイムで映し出しており、多くの人が視聴していた。

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アカデミーエリアでは、上海での発表会をライブ中継しており、最近は自動車を担当しているRichard Yu氏がプレゼンしていた

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テーブルには電源もある

 2階のエリアはアンボクシングやアフターサービスを提供。購入した商品をその場で開けてチェックしたり、スタッフから説明を受けている来客者の姿もあった。また修理用の作業スペースはガラス張りになっており、製品の修理や保守作業がどのように進行しているかを確認できるので安心だ。

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購入した製品をその場で開封して、係員にレクチャーしてもらっている人も

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アフターサービスの受付コーナー

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修理しているところをガラス越しに見られる

HarmonyOSによるスマートホームが見られる2階

 2階エリア中央は、ファーウェイが提供している「HarmonyOS」による、スマートホームが体験できるブースとなっている。ブース内にはリビング、ダイニング、キッチンがセットされており、ファーウェイ製品だけでなく、HarmonyOSにより連携可能なサードパーティー製の家電やIoT機器を配置。音声でのコントロールや、状況にあわせて照明やBGMを変えるといったデモンストレーションを体験できる。

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2階エリアではスマートホーム関連の機器をメインに展示

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スマートホーム体験エリアの入り口に設置されたスマートキーは、指紋認証や顔認証に対応

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リビングにはスマートスピーカーを各所に配置し、サラウンドで迫力あるサウンドが体験できる

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ダイニングエリアでは音声コントロールで、ディナーやパーティー、ティータイムといった状況にあわせたライティングの変更デモを行なった

 ショップの担当者によると、HarmonyOS対応の機器は2000ブランド以上、1万3000以上の機器がコントロール可能とのこと。ファーウェイではルーターを中心とした独自のコントロールシステムも提供。不動産業者と提携し、自宅全体をスマート化して快適にすごせる空間作りを目指している。

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ルーターやPLCなどを組み合わせた母艦的なシステム

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オーブンなどキッチン家電もHarmonyOS対応

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HarmonyOS対応機器のマーク

今後はカフェテリアもオープンし、ますます居心地の良いスポットに

 ちなみに2階には工事中のブースもあり、カフェテリアをオープン予定とのこと。ゆっくりと休憩しながら、ファーウェイの最新デバイスやサービスを体験できるようになる。

 3階はテラスエリアとなっており、ショップに訪れた人が自由に休憩できる場所となっている。室内エリアはコワーキングスペースとして提供しているとのこと。ショップは周囲を高層ビルに囲まれており、3階からは迫力ある景色が楽しめ、映える写真が撮影できるスポットとしても人気だそうだ。

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高層ビルに囲まれたオアシスのような雰囲気

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3階はコワーキングスペース的に開放されている

 取材中も店内は多くの人で賑わっており、中国本土でのファーウェイ人気の高さがうかがえた。日本にもデザイン的に優れた店舗は数多くあるが、ここまで大々的にIoT機器を集めて体験できるショップはない。製品を買う買わないは別として、実機を使って体験することで最先端を感じることができるので、ある意味うらやましさを感じるショップだった。

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