狙うは100mの世界記録、短距離走向けロボット外骨格が登場
短距離を全力で走るランナーをさらに速く走らせるように支援するロボット外骨格が登場した。装着したランナーを100m走の世界記録よりも速く走らせることが目標だという。
司法試験合格でも保育園落第 チャットGPTで暴かれた 知能評価の欠陥
チャットGPTが司法試験で合格点を取ったという今年3月の発表は衝撃を与えた。一方で、大規模言語モデルは人間なら子どもでも解ける問題につまずくことも明らかになっている。期待と不安が渦巻く中、AIの能力をどのように測るか、真剣に考えるべき時が訪れている。
マスク、ゲイツが参加した密室AI会議で何が語られたのか?
米国連邦議会初の「AIインサイト・フォーラム」が先月開催された。AI企業のトップらが出席した会議の内容は非公開だが、出席者の1人から当日の様子について話を聞くことができた。
解説:人工子宮とは何か? 実用化への道筋と倫理的問題
人工子宮の臨床試験が近づいている。人工子宮は超未熟児に子宮に似た環境を提供する医療機器だ。研究はどこまで進み、どのような問題があるのか。現状を解説する。
究極の「大穴」技術、核融合を諦めるべきでない理由
地球温暖化対策の切り札とも目されている核融合発電は、依然として「未来のエネルギー」の域を出ていない。だが最近、いくつかのマイルストーンを達成したことを考えると、実現を諦めるべきではない。
中国テック事情:AI生成インフルエンサーで世界進出を狙う中国企業
ライブコマースで大きな利益を上げている中国企業は最近、AIで生成した本物そっくりのインフルエンサーを使い始めた。AIが生成したインフルエンサーは多言語を話せるため、中国企業の宿願だった世界展開が加速する可能性もある。
マスクも署名した「AI開発6カ月停止」で何が変わったか?
人類に対する脅威になるとして、GPT-4よりも高度なAIの一時開発停止を求める公開書簡が発表されて6カ月が経った。イーロン・マスクら著名人が署名したこの書簡をまとめたMITのマックス・テグマーク教授が、この半年間を振り返った。
偽情報とプロパガンダを拡散、AIがインターネットの危機を助長
人権擁護団体のフリーダム・ハウスが新たに発表した報告書で、世界のインターネットの自由度が13年連続で減少していることが明らかとなった。生成AIをはじめとするAIの進歩が、危機を悪化させているという。
MITテクノロジーレビューからのお知らせ
eムック新刊『気候変動と「水」』人類はどこまで適応できるか
MITテクノロジーレビューの独自記事を旬のテーマ別に再構成し、PDFファイルとして定期的にお届けしている有料会員専用コンテンツ。新刊は「気候変動と水」がテーマです。
気候変動の影響は、まず「水」に現れる。気候変動は、水不足にあえぐ地域の状況をさらに悪化させ、深刻な干ばつをもたらす。一方で気温の上昇は、各地に激しい雨をもたらし、前例のない洪水被害につながっている。私たちは「水不足」と「過剰な水」によって、気候変動の影響を最初に実感することになるのだ。こうした水循環の変化の影響は暮らしにどのように現れ、人々はそれにどう適応しようとしているのか。世界各地の水をめぐる物語を集めた。
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