ファーメンステーション、未利用バイオマス由来オリジナル素材開発サービスを提供開始
ファーメンステーションは9月20日、独自の発酵アップサイクル技術プラットフォームによる、未利用バイオマス由来オリジナル素材開発サービスを提供開始したと発表した。
未利用バイオマスの利活用ニーズをもつ食品・飲料メーカー、サステナビリティーやオリジナリティーといった特徴ある原料へのニーズをもつ化粧品メーカー等の顧客企業に対して、開発に基づくソリューションを提供する。
規格外農産物、製造残渣、休耕田など、未利用バイオマスの有効活用はグローバルな課題となっている。これまでは、熱、燃料、飼料等に代表される、規模やコストを重視したコモディティー分野への転換が中心だったが、同社は、これらの代替手段として、化粧品原料や食品原料等への高付加価値素材へのアップサイクルに着目。
未利用バイオマス発生の背景にあるストーリーや地域特性、素材そのものの化学的特性を活かしつつ、さらに発酵というバイオものづくり技術によって新たな価値を付加することができるとする。
具体的には、同社のもつ未利用バイオマスデータベース、酵素・微生物ライブラリーを駆使することで、特定の未利用バイオマスから特定のターゲット素材へ変換するパスを設計することが可能としている。
なお、同社は10月11日~13日にパシフィコ横浜で開催される「BioJapan 2023」に出展する。オーガニックライスエタノールFSをはじめとした自社原料だけでなく、開発中または開発パートナーを募集中のシーズ技術も展示予定だという。