株式会社エッセンスが、継続的な資金基盤と資金提供者ネットワークを形成する月額パトロンサービス「esse-sense」を提供開始
エッセンス
「Knowledge Tech」カンパニーのエッセンスは、2023年9月21日より「研究者に継続的な資金基盤と資金提供者ネットワーク」を形成し、研究者と資金提供者の間に知の循環を生み出す月額パトロンサービス「esse-sense(エッセンス)」をスタートします。
2021年9月に公開して以来、国内最大級の研究者インタビューが集積するメディアとなった「esse-sense.com」(本社:沖縄県 OISTインキュベーションスクエア・インキュベータ 代表取締役:西村 勇哉)は、9月21日に大型アップデートを行い、研究者への資金提供を月額制で行い、特別講義や研究室訪問の機会を受けれる月額パトロン(※)サービスを公開しました。
※パトロン(パトロネージュ)とは?
パトロネージュの起源は古く、時代とともに進化してきましたが、そのルーツは個人や組織が、芸術家、学者、その他の専門家を財政的に支援し、文化的、知的活動を促進してきたことにあります。エッセンスでは、人間の文化的、知的活動を促進し、社会をより良い形に前進させる支援を行い、後援するというコンセプトを継承し、研究者に対する月額の資金提供サービスを「パトロンサービス」という名称にしました。
エッセンス:https://esse-sense.com/
◇サービス概要
名称:月額パトロンサービス「esse-sense(エッセンス)」
ポイント
1:研究者に対する継続的な資金提供によって、新たな挑戦や新領域への拡張を支える仕組みを実現
2:研究者からは、資金提供者に対して特別講義や研究室訪問など生の知の最前線に触れる機会を提供
3:研究者の研究テーマ、研究概要を明示し、専門分野外の人にも分かりやすい表現で研究者の情報を掲載
1:研究者に対する継続的な資金提供によって、新たな挑戦や新領域への拡張を支える仕組みを実現
研究者にとって、比較的自由度が高い資金の存在は、新たな挑戦や新領域の拡張に対する貴重な機会を生み出してくれます。一方で、そうした資金は枠が限られたり、期間が限定されたりする課題がありました。
エッセンスでは、これらのニーズと課題に対して、「月額1,250円から」「煩雑な手続きなく」「いつでもどこでも」参画できるデジタル技術を活かした仕組みづくりを行うことで、市民の力による解決に取り組みます。
2:研究者からは、資金提供者に対して特別講義や研究室訪問など生の知の最前線に触れる機会を提供
また、資金提供者に対しては、特別講義の実施(オンライン、実地)や研究室訪問などの機会を提供し、知の最前線に直接触れる機会を提供します。
これまで、知の最前線に直接触れるためには、多くのハードルを超え、また幸運な出会いに恵まれる必要がありました。エッセンスでは、これまでの知のアクセスを実現するWEBメディアとしての活動を行い、多くの読者・ユーザーに支持してもらってきました。今回のパトロンの仕組みは、メディアの読者から一歩踏み込んで、生の知に触れる機会を提供する取り組みでもあります。
3:研究者の研究テーマ、研究概要を明示し、専門分野外の人にも分かりやすい表現で研究者の情報を掲載
そして、従来の研究者の情報は、専門的な知見を要する、読み解きに時間がかかるものが多くを占めてきました。成人の学び直し(リカレント、リスキリング)が求められる時代において、新たな先端的な知に触れる機会が求められ、社会人博士課程の入学者数が年々増加するなど、社会側のニーズ・意欲も高まりつつあります。
エッセンスでは、これらのニーズ・意欲に答えられる分かりやすい表現で研究者の情報を掲載することにも取り組みます。今回のアップデートでは、「15-25文字の明快な研究テーマ」「200-300文字の端的な研究概要」を研究者ページのトップに表示することで、初めてみた専門分野外の人でも比較的分かりやすい表現を試みています。
◇代表者(エッセンス代表取締役 西村勇哉)からのコメント
エッセンスは2021年の創業依頼、「あらゆる研究「知」が、自在に社会と混ざり合う機会を生み出す」のミッションの元に、研究知へのアクセスを実現するデジタルプラットフォームの設立に取り組んできました。
今回のパトロンサービスは、WEBメディア「esse-sense」に続く第二弾のサービスです。パトロンサービスを通じて、研究者の新たな挑戦を社会が支え、結果生まれる知を社会に還元する循環的な仕組みを実現したいと考えています。
また同時に、これまでのインタビューを中心とした記事に加えて、研究者自身による研究テーマや研究概要の掲載、講義などのアーカイブを通じて、より多くの研究者の知が蓄積し、より多彩な研究者の知に対するアクセスが実現できるプラットフォームとなることを目指します。
サービスの詳細について、いつでもご連絡ください。多くの方々と共に考え、目指す社会を実現していければと考えています。
◇会社概要
【商号】 株式会社エッセンス※
【代表者】 代表取締役 西村勇哉
【所在地】 沖縄県国頭郡恩納村字谷茶1919-1 OISTインキュベーションスクエア・インキュベータ
【設立】 2021年3月
【URL】 https://esse-sense.com/company
※エッセンスとは
株式会社エッセンスは、NPO法人ミラツクを母体に2021年に沖縄・恩納村にあるOIST(沖縄科学技術大学院大学)内に設立された、研究知と社会をつなぐことを目的としたインパクトスタートアップです。
2021年9月には、基礎・応用、自然科学・人文社会学・社会科学の多様な領域の研究者に焦点を当てたオリジナルの取材記事を配信するWEBメディア「esse-sense」をリリース。年間約15万人の読者に購読される、国内最大級の研究者インタビューの集積地として運用されています。また、2021年9月には、研究知を社会につなぐための招待制カンファレンス「エッセンスフォーラム2023」を開催。「KnowledgeTech(ナレッジテック)」カンパニーとして、テクノロジーの力を活かした研究知にアクセスできるデジタルプラットフォームの構築と、リアルな場づくりによる蓄積的なソーシャルキャピタルの構築の両面に取り組む、社会課題解決型の事業に取り組みます。
また、エッセンスでは、立ち上げ初期からゼブラ・アンド・カンパニーをはじめ、様々なインパクト投資家の出資による支援を受けながら潜航的な開発に取り組み、社会的インパクトの最大化と事業推進を両軸で取り組むインパクトスタートアップとしての発展を目指します。