オルツ、分散演算基盤「EMETH」の本格的な運用に向け「Emeth White Paper v.1.0.」を公開
オルツは8月29日、EMETH協会を発足し、分散演算基盤「EMETH」の本格的な運用に向け「Emeth White Paper v.1.0.」を公開した。
EMETHは分散コンピューティングの一つであり、コンピューターの演算力を必要としている個人や企業と、個人のゲーミングPCやデータセンターのサーバーなどをマッチングすることで、利用されていなかった空きリソースに価値を提供し、新たな経済循環を創出するプロジェクト。
具体的には、AIを動かすなど大規模な演算が必要なJOBを分割し、EMETH platformに接続しているノードと呼ばれるPCやサーバーの複合体に依頼することで演算結果を得ることが可能。この演算結果を得るための費用は、EMETHの報酬分配の自動契約に基づいて公平に分配。クライアント側にとっては演算力を安価で確保でき、ノード側(計算力提供者)にとっては空きリソースや古いGPUマシンでも一定以上の計算力があれば、ノードに参加して報酬を受け取ることができるという。
なお、EMETH協会ではEMETHへの演算力提供者に向けた環境の提供、ならびに参加ノードの募集とサポートを開始。9月18日より、EMETHノード+PolygonChainでの本番環境での運用を開始する。
申込の詳細は個人向け申込フォームあるいは法人向け申込フォームを参照。