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VMware、Tanzuの拡張によりエンタープライズ規模でのアプリのデリバリを加速

PR TIMES

ヴイエムウェア株式会社
Tanzu Application Platformを拡張し、マルチクラウドで稼働するアプリ ランタイムを追加

新しいTanzu Intelligence ServicesはML/AIの機能を実装し、詳細なインサイトの把握とコスト、パフォーマンス、ガバナンスの事前の最適化を実現


【2023年8月22日(米国時間)ネバダ州ラスベガス/VMware Explore 2023発】
VMware, Inc.(NYSE:VMW)は、同社の年次イベント「VMware Explore 2023 Las Vegas」で、VMware Tanzuの新しい製品スイートを発表しました。今回発表の包括的なソリューションは、複数のクラウドにわたるアプリの開発、デリバリ、最適化を可能にします。Tanzuは共通のデータ プラットフォームと制御を備えたモジュール型ソリューションで、エコシステムの幅広い連携を促進させるオープン インターフェイスをサポートしています。Tanzu Platformは、アプリ中心の可視性、事前の最適化、マルチクラウドの管理に重点を置き、既存のTanzu製品ならびにAria製品に新しい統合機能やイノベーション、強化されたポートフォリオを組み合わせ、アプリのデリバリ方法を変革します。

モダンアプリとマルチクラウドはデジタル トランスフォーメーション(DX)の中核的な役割を担っています。VMwareの調査によると、CIOの70%以上が新たなクラウドネイティブ アプリの開発を進めています*1。また、エンタープライズ環境では、あらゆるクラウドモデルへの対応を念頭に設計されたモダンアプリは従来型アプリの数を上回っています*2。ビジネスリーダーは、競争での勝利と収益の拡大には、ソフトウェアの俊敏性と市場投入までのスピードが重要と認識しています。企業は競争力強化のために、アプリのモダナイゼーション戦略とともに、人工知能(AI)、機械学習(ML)、Kubernetes、オープンソース ソリューション、マルチクラウド エコシステムなどの新しいテクノロジーへの取り組みを優先しています。

Tanzu Application Platformの新たな進化
VMware Tanzu Application Platformは、開発者体験をカスタマイズし、アプリのデリバリを効率化します。VMwareは本日、Tanzu Application Platformの新しいイノベーションを発表しました。今回、Tanzu for Kubernetes Operationsの既存機能にプラットフォームエンジニアリングと運用のイノベーションが統合され、顧客企業は世界最高レベルの内部プラットフォームを実現できます。新たに拡張されたTanzu Application Platformの機能は次のとおりです。

新しいVMware Tanzu Application Engine(ベータ):アプリチームが高可用性、よりセキュアな接続性、拡張性などのビジネス要件を要求するための強力な機能を提供します。プラットフォーム エンジニアリングチームはこれらの要件を、異なるKubernetesクラスタおよびクラウド間であっても、実行時に自動的かつ継続的に実施される厳選されたアプリケーションスペースに組み込むことができるようになります。

マルチクラウドKubernetesの運用の強化:Amazon Elastic Kubernetes Service(EKS)とTanzu Kubernetes Gridに加えて、Azure Kubernetes Service(AKS)向けの新しいライフサイクル管理機能を追加しました。また、VMware Tanzu CloudHealthを利用してKubernetesのクラスタ コストを可視化するFinOps機能を強化しました。

開発者ポータル:厳選されたアプリ テンプレートを拡張し、サプライチェーンの自動化のセキュリティを強化します。オープンソースのエコシステムとBackstageのDIYプラグインをベータ版でサポートし、開発者体験の高度なカスタマイズが可能になります。

エンタープライズ系開発者向けに強化された開発者体験:Spring Framework 6とSpring Boot 3に加え、新しい.NET Coreのサポート、IDEとの高度な統合を実現します。

プラットフォーム エンジニア向けの新しい管理コンソール:Tanzu Application Platformの各種機能とアプリの構成/運用を行います。



VMware Tanzu Intelligence Servicesの発表
複数のクラウドにわたるアプリの管理には、データとテクノロジーの複雑さへの対処が必要です。ツールとデータが分散したサイロ化された状況では、アプリ、インフラ、サービスの間の依存関係の可視化が困難です。異種混在システムの管理の一元化と、データの共有化の推進がサイロ化の解消に貢献します。この取り組みにより、チームが問題に即応でき、詳細で実用的な情報を利用してアプリと環境を継続的に調整できるようになります。

新しいTanzu Intelligence Servicesには、VMware Ariaポートフォリオの一部と共通のデータ プラットフォームが組み込まれており、プラットフォーム エンジニアリングとクラウド運用を強化します。Tanzu Intelligence Servicesは実装されたML/AI機能により、クラウドにわたるアプリのコスト、パフォーマンス、セキュリティについて、事前の最適化を提供します。VMwareは本日、次のイノベーションと機能強化を発表しました。

VMware Tanzu with Intelligent Assist(テックプレビュー):VMware Tanzu Hubの統合ソリューションを網羅した連携型データアーキテクチャを活用し、生成AIによる対話型チャットボット体験を提供することで、事後対応から事前対応へと運用を改善し、運用ワークフローを大幅に効率化します。

VMware Tanzu CloudHealth:機械学習を利用した予測(ベータ版)により、大幅なコスト削減を実現して予算計画を改善するとともに、Kubernetesをダウンタイムなしで動的に適切なサイズに変更します。

VMware Tanzu Insights:分散したKubernetes環境、Amazon Web Services(AWS)環境、Microsoft Azure環境を対象に、包括的な可視性とML/AIによって得られる詳細情報を利用して、運用チームによるトラブルシューティングと課題解決を強化します。(2024年度第3四半期に提供開始予定)

VMware Tanzu Guardrails:AWSとAzure上にランディング ゾーンを作成するための新しいポリシーベースの自動化によってマルチクラウドのガバナンスを改善し、自動化されたポリシーの適用を導入します。

VMware Tanzu Transformer:計画ワークフローを利用してVMware Cloudおよびパブリッククラウドへの移行アセスメントと計画をサポートし、より円滑なアプリの移行とモダナイゼーションを支援します。サードパーティ連携のためのAPIはベータ版が公開されています。



VMware Ariaは、VMware Cloudベースのインフラ環境向けのAria Automation製品ファミリーとAria Operations製品ファミリーを含む、クラウド管理ソリューションを引き続き提供します。Aria Universal Suiteはスタンドアロン製品およびVMware Cloudのエディションの一部として利用できます。

VMware, Inc.、モダン アプリケーションおよびマネジメント ビジネス グループ 上級副社長兼ゼネラルマネージャ、プルニマ・パドマナバン(Purnima Padmanabhan)コメント:
「アプリはいまや、革新的なビジネスと最高レベルの顧客体験を生み出す原動力となっています。大規模環境でのアプリのデリバリは大仕事であり、その複雑さは増すばかりです。VMwareは、アプリの開発、デリバリ、管理を加速し、顧客企業のビジネスの俊敏性の向上に寄与することを目標としています。TanzuとAriaは、次世代のTanzu Application Platformと、新しいTanzu Intelligence Servicesへと進化を遂げています。VMware Tanzuはアプリ中心の仕組みにフォーカスし、共通のデータと制御を利用して連携を行い、プラットフォーム エンジニアリングとクラウド運用環境を効率化してソフトウェアの俊敏性を高めています」

VMware Cross-Cloud Servicesについて
VMware Cross-Cloud Servicesはマルチクラウドサービスのポートフォリオです。アプリの開発、運用、アクセス、保護に関する統合されたシンプルな手段を提供し、あらゆるクラウド上のあらゆるアプリをあらゆるデバイスから利用できるようにします。ポートフォリオの主要な要素には次が含まれます。1)アプリ プラットフォーム:クラウドネイティブ アプリの一貫した開発およびデプロイ、2)クラウド管理機能:パフォーマンスとコストを一元的に可視化し、ガバナンスを確保しながらアプリとインフラを運用、3)クラウドとエッジのインフラ:エンタープライズ アプリを一貫性のある運用モデルで実行、4)組み込みの分散サービスとしてのセキュリティとネットワーク:ユーザー、アプリ、デバイス、ワークロードの全体に対応、5)Anywhere Workspace:あらゆるデバイスからあらゆるアプリにセキュアにアクセス

VMware Exploreについて
VMware Exploreは、業界屈指のマルチクラウドに関するイベントを目指しています。VMware Explore 2023では、業種を意識したソリューションや技術的なセッションに加え、マルチクラウドISVのマーケットプレイスへの機会、VMwareコミュニティ全体を対象とする複数のネットワーキング イベントを開催します。VMware Explore 2023は、パブリッククラウド、プライベートクラウド、エッジにわたるあらゆるアプリのためのマルチクラウド サービスを把握できる機会です。参加者の皆様は、マルチクラウドの複雑さを妥協することなく解消して課題を解決するために必要な知識とツールを手に入れることができます。VMware Exploreの詳細については、https://www.vmware.com/explore.html(英文) をご覧ください。

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアは、あらゆるアプリケーションに対応したマルチクラウド サービスを提供するリーディング プロバイダであり、企業によるコントロール下でのデジタル イノベーションを実現します。VMwareのソフトウェアは、イノベーションを加速させる信頼性の高い基盤として、企業が未来を築くために求められる柔軟性と選択肢を提供します。カリフォルニア州パロアルトに本社を置くVMwareは、同社の2030 Agendaを通じて、より良い未来の構築に取り組んでいます。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

*1: VMwareによるExecutive Pulse調査(2024年度第1四半期):回答者は企業の技術担当責任者452名
*2: VMware 2023年度上期ベンチマーク:回答者は技術に関する意思決定を行う開発者353名

VMware、Explore、Aria、Tanzu、CloudHeathは、米国およびその他の地域における VMware, Inc. またはその子会社の登録商標または商標です。VMware は、プレビューまたはベータ版として発表されたサービスが将来提供されることについて、いかなる保証も行いません。この文書の情報は参照用にのみ提供されており、いかなる契約書にも盛り込むことはできません。この文書には、ヴイエムウェア以外のウェブサイトへのハイパーリンクが含まれている場合がありますが、これらはそのウェブサイトのコンテンツに責任を負う第三者により作成、ならびに維持されています。