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今年のiPhone 15はどれを買う? 実は無印15にほぼ決めた!

2023年08月02日 09時00分更新

文● 岡本善隆/ASCII

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 例年どおりであれば、今年も9月発表が期待される「iPhone 15」。筆者は仕事柄ということもあり、新iPhoneを毎年自腹購入しているのですが(ただし、旧モデルは売却しての資金捻出です!)、一番悩むのはどのモデルを購入するか。しかし、昨年はiPhone 14 Proを選んだものの、今年は無印15でほぼ決めています(あくまで現時点で!)。

 その理由を、iPhone 15に関するウワサ、今回は「CPU」「ディスプレイ」「カメラ」「カラバリ」の4項目について交えつつ、紹介したいと思います!

【iPhone 15はどうなる!? その1:CPU】
今年もProのみ最新世代のA17 Bionicを搭載か?

 iPhone 14シリーズでは標準モデルとProモデルでチップに1世代の差が付けられてしまいました(14/14 Plusは13シリーズと同じ、A15 Bionic)。そして、今年のiPhone 15シリーズ/A17 Bionicはどうなるか。

今年のiPhone 15はどれを買う? 実は無印15にほぼ決めた!

昨年同様に、標準モデルのiPhone 15にはiPhone 14 Proで採用されたA16 Bionic、iPhone 15 Proにはさらに性能を向上させたA17 Bionicとなるのだろうか

 ウワサどおりにA17 Bionicが、最新のTSMCの3nmプロセスで製造されるのであれば、コスト的にも生産能力的にも標準モデルにA17 Bionicの搭載は現実的ではないかもしれません(下手したら、来年の無印16でもどうなるか?)。

 とすると、無印15を購入すると、チップは1世代古い(今使っているiPhone 14 Proと同じ)のですが、個人的には十分以上に性能が高いので、それほど気にならないというか。また、A17 Bionicではレイトレーシング対応もありえますが、実際のゲームの方がいきなりたくさん登場するでしょうか?

【iPhone 15はどうなる!? その2:ディスプレイ】
無印にもDynamic Island採用か? ProMotionはどうなる?

 ここはスゴく重要! Dynamic Islandによる非表示領域の小型化、演出の強化は大きい。個人的には今更、普通のノッチには戻れません。無印15を選ぶというのも、無印15にもDynamic Islandが搭載されるであろうというのが前提です。

今年のiPhone 15はどれを買う? 実は無印15にほぼ決めた!

iPhone 14 Proで初登場のDynamic Island。今年は無印15にもやってくる?

 もう1つは最大120Hz対応の可変リフレッシュレートの「ProMotion」。iPhoneは、Android機ほどにはディスプレイの高リフレッシュレート対応はマストではないとは言え、標準モデルの60Hzは物足りなさを感じます。この記事を書くにあたって、あらためてiPhone 14 Plusを使ってみましたが、やはりその差は少々以上に気になります。

 無印15にProMotionが載らないならProを選ぶかというと、Dynamic Islandほどではないのですが、少し悩んでしまうかもしれません(というか、Android機での状況を考えると、そろそろ標準モデルにもProMotionを載せてくれてもいいでしょうに)。

【iPhone 15はどうなる!? その3:カメラ】
センサーサイズはさらに大型化? 望遠はどうなる?

 毎モデル強化が進んでいるカメラ機能。iPhone 14 Proでは、標準の広角カメラに1/1.28型とされる大型の48メガクアッドピクセルセンサーを搭載。1/1.7型のiPhone 14の標準モデルとはかなりの差がつきました。

今年のiPhone 15はどれを買う? 実は無印15にほぼ決めた!

iPhone 14 Proは広角カメラのセンサーサイズ拡大&画素数アップで2倍ズームの使い勝手が大幅に増した。同じことが無印15にも来るといいのだが

 また、iPhone 14 Proのカメラを使っていて、特にメリットを感じるのが2倍ズーム。日常でも旅行時でも頻繁に使うのはこの2倍ズームで、大きなセンサーサイズを活かし(センサーの中心部を使って)、解像感を残したままでの撮影が可能です。

 無印15には1/1.28型とは言わなくても、現行の無印14よりは一回り大きく、高画素なセンサーが採用されていて、2倍ズームの使い勝手が同等であれば、カメラ性能には不満はほぼ無いかなと(それ以上の高倍率ではデジタルズームの画質で割り切りが利くのです)。

 もちろんカメラ性能にとことんこだわるユーザーであれば、さらにセンサーサイズが大きくなるというウワサもある(そのぶん出っ張りもさらに増える……?)、Proモデルを選ぶべきだと思います。

さらに詳しく知りたいなら、こちらの記事

猫写真家の荻窪 圭さんがiPhone 14 Proを購入。2倍の望遠は猫の撮影にも「めっちゃ役立ってる」と語る。

【iPhone 15はどうなる!? その4:カラバリ】
もっと派手な色に期待! 無印14のイエローがうらやましい!

 今年は無印15を選ぶつもりと言っている最大の理由がこのカラバリ。「スマホのカラバリは常に一番派手なのを選ぶ!」と広言している筆者にとって、最近のiPhoneのProモデルは……もちろんいいデザイン、カラバリなのですが、高級感を演出するためからか、少々地味過ぎるように感じます。

今年のiPhone 15はどれを買う? 実は無印15にほぼ決めた!

筆者にとっては特に魅力的に感じたiPhone 14の追加カラーのイエロー。なぜ発表時に投入しなかったという思いで一杯です

 その点、無印14は◎ですね。特に3月に追加されたイエロー! iPhone XRのイエローを購入した根っからのイエロー好きとしては堪らない魅力で、手持ちのiPhone 14 Proを売って、イエローのiPhone 14を購入するか、相当に本気で悩みました。

 なお、今年の無印15にイエローが残るか、違う色が来るかは予想が難しい。iPhone 12の追加カラー(パープル)は13/14と続けて用意されましたが、iPhone 13の追加カラー(グリーン)は14にはなかったですし。もちろんイエロー以外にさらに魅力的(派手)なカラバリが出れば、iPhone 15でもiPhone 15 Proでもその色を選びます!

さらに詳しく知りたいなら、こちらの記事

アップルがiPhone 14/iPhone 14 Plusの新色「イエロー」を発売。どんな感じのイエローかをレポート。

【iPhone 15はどうなる!? おまけ】
Lightning→USB-Cは確実? でも「ProだけUSB-C」は止めて!

 そう言えば、iPhone 15で予想される大きな変更点と言えば、ついにLightningが廃止され、USB-Cが採用されるという要素もありました。

今年のiPhone 15はどれを買う? 実は無印15にほぼ決めた!

LightningからUSB-Cへの切り替えはほぼ確実!? でもProと無印で差が付けられる可能性も!?

 個人的には端子がどっちでも購入するし、今も両方のケーブル持ち歩いているのであまり関係ない、でももちろんUSB-Cの方がうれしい、くらいの感じです。ただし、ProはUSB-C、無印はLightningとか、両方USB-Cこそ採用したが、無印だけUSB 2.0相当で速度が遅いとか、そういうのはちょっと悲しいから、止めてほしいです……。

さらに詳しく知りたいなら、こちらの記事

EUがかねてより進めてきたモバイル端末のUSB Type-Cへの統一を正式に採択した。アップルはすでにこれに従う方針を明らかにしている。

 と、そんな感じで、(現時点での)無印15を買う理由を複数挙げてみましたが、実際の製品が登場して、なんらか予想外の要素が含まれていた場合は、心変わりする可能性は大。そこでの変心はガジェット好きとしては仕方ないものとして生温かく見守っていただければ幸いです!


筆者紹介──岡本善隆

ドコモ新料金

アスキースマホ総研のリーダーとしても活動。ASCII.jpのスマホ担当として、日々取材や記事執筆を行なっているが、いわゆる「格安SIM」「格安スマホ」の登場以降はMVNOやサブブランド、ミドルクラスのスマートフォンなど、コストパフォーマンスに優れたサービスや製品を特に詳しくウォッチするようになっている。

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