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AIトレーニングで必要な計算能力の向上で既存のデータセンターに限界迫る

クラウド型データセンターの最終形 IIJが白井DCCの2期棟を公開

2023年07月21日 10時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII 写真●IIJ

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ラック、通信、セキュリティ、オペレーションも追求

 サーバーラックは1.5トン/ラックの耐荷重で高密度実装が可能。底上げされておらず、免震床は一部のみになる。標準提供ラックでは47Uで、電気錠に対応。2700mmまでのラックまで対応しており、持ち込みも可能。前述の通り、ラックあたり平均で6kVAとなっており、電気と通信は異なるルートで配線。火災予兆システムやN2ガス消火など、火災対策も万全となっている。

クラウド型データセンターの最終形 IIJが白井DCCの2期棟を公開

2期棟のサーバー室

 建物内にはバックアップ用の磁気テープなどを保管するためのメディア保管庫や大小のサイズを用意したレンタルオフィス、仮眠やシャワーも可能なリフレッシュ施設も用意している。ただし、駅前にビジネスホテルがオープンしたため、利用はめっきり減ったという。

 通信キャリアはキャリアフリーを前提とし、異なる4ルートからの回線引き込みに対応。IXサービスのJPNAPの拠点が白井DCCに設置されているため、コンテンツ事業者やインターネット接続事業者との相互接続も可能になっている。

 セキュリティに関しては、ラックに到達するまでに多段階でのセキュリティ区画を設定。FISC安全対策基準に準拠し、入退室ログやカメラ映像の保存、生体認証の標準装備なども行なっている。

 オペレーションに関しては、同社の松江DCPとの相互監視を行なっており、エンジニアやオペレーターの技術・ノウハウの共有のほか、サイトごとの保守点検や切り替え作業なども実施している。また、受付の自動化により、オペレーターの増員なしで2期棟まで含めた運用を可能になっている。

クラウド型データセンターの最終形 IIJが白井DCCの2期棟を公開

オペレーションルーム

 実際に見学してみると、高層ビル化する都心データセンターと異なり、広い敷地を活かしたゆとりのある構造が印象的。荷さばき用のスペース1つとっても、1000台規模のサーバーを納入できる広大なものだ。通常なら屋内にあるような設備が外部に設置されていたのも印象的。また、同社が手がけるマイクロデータセンターである「DX Edge」やローカル5Gなど実験設備が用意されている点も、ビジネスだけの設備でないところをうかがわせる。

クラウド型データセンターの最終形 IIJが白井DCCの2期棟を公開

白井データセンターに設置されたDX Edge

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