画像加工ソフトで合成するという方法もあり?
最後のイラストを見て気づかれた方もいるかもしれませんが、実は、Midjourneyのパン機能で生成される画像は、最初に素の状態で描かれる人物より、ディテール描写が甘いところがあります。この解説では、おかしな描写になったパートは省いて、上手くいったパターンの生成結果だけを掲載しているため、すんなり綺麗な絵が描写されているように見えますが、パン機能を使って描写したキャラクターには、かなり精度の甘いものがいくつも出現します。
実際にパン機能を使ってキャラクターを生成してみると分かりますが、プロンプトで指定したもののほかに、横に描写されているキャラクターにもかなり影響を受けます。また、逆に横のキャラクターが離れすぎていると、今度は隣のキャラクターとはまるで違うタッチのキャラクターが描かれたりしてしまい、1枚の絵として整合性を欠いた結果になってしまいます。
今回紹介したTIPSで生成できるイラスト以上に精度の高いイラストを求める場合には、本連載の第3回で紹介したTIPSを利用して固定化したキャラクターを複数作り、PhotoshopやFigmaといった画像加工アプリを使って1つの背景に配置するという方法もあります。
というわけで、最後におまけとして、その手順をご紹介しておきます。
手軽に複数キャラを配置したイラストを作成したいならパン機能で、より思い通りにキャラ配置したシーンを作りたいなら画像加工ソフトでと、いろいろ使い分けて楽しんでみてください!
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