Acompany、データコラボレーションクラウド『AutoPrivacy』に新機能追加を発表!「ターゲットセグメント生成AI」
株式会社Acompany
ターゲットセグメント生成AIは、SQLを書かずにセグメントを生成できます
「プライバシーテックで社会課題を解決」を目指す株式会社Acompany(アカンパニー、愛知県名古屋市西区、代表取締役CEO 高橋亮祐、以下Acompany)は、数百万件以上の膨大なパーソナルデータから、自動でセグメント(ユーザー群)データを抽出できる機能「ターゲットセグメント生成AI」を公開しました。 ターゲットセグメント生成AIは、自動で、柔軟に、かつ安全に複数のターゲットセグメントを生成できます。従来のセグメント生成の課題であった、データアナリストなど専門領域の人材のみしか対応できなかったパーソナルデータからのターゲットセグメントの分析・特定作業を、AIにより自動化しました。 また本機能は、データコラボレーションクラウド『AutoPrivacy』で構築されるデータクリーンルーム環境下にて提供開始しました。引き続きAutoPrivacyでは、追加機能の発表を予定しています。
■プライバシーを守りつつ、自動でセグメントを生成する「ターゲットセグメント生成AI」とは
従来のセグメント生成は、データアナリストなど専門領域の人材でないと生成できない点、1つのデータだけでは個人を特定できないものの、複数のデータが結合した場合に個人を特定してしまう点などの課題がありました。特に後者は、「会社名」や「役職」「病歴」など、単体のデータだけでは個人を特定できないものの、例えば会社名が「株式会社Acompany」、役職が「代表取締役CEO」であった場合、「高橋亮祐」と特定ができてしまうケースを防ぐことができず、データアナリストなどが手動で個人を特定する情報を弾く必要がありました。
一方で、今回Acompanyが発表した「ターゲットセグメント生成AI」は、パーソナライズ広告など様々なデータ分析機会において、使用可能な価値のあるデータを自動で、柔軟に、かつ安全に生成することができます。
1. SQLを書かずにセグメントを自動で抽出可能
企業が保有するDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)やCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)などパーソナルデータベースから、必要なセグメントのみを抽出することができます。例えば、ポイントカード会社のA社が、自社が保有する「性別」「年代」「居住地」のデータテーブルと、A社ポイントカード加盟店の小売店B社が保有する特定商品Cの購買有無のデータを活用し、セグメントを抽出。A社の顧客に対してパーソナライズ広告を打つことを考えたとします。
従来、A社の求めるセグメントの作成は、データサイエンティスト等が自身の過去の知識や経験に基づき、SQL(データベースを操作するための言語)を使ってデータベースから行っていました。
一方、ターゲットセグメント生成AIは機械学習により、自動でセグメントの生成を行うことができるようになりました。予測したいデータ「目的変数」と、予測するために使用するデータ「説明変数」をセッティングするだけで、SQLを書かずに、A社が求めるセグメント分析結果を導くことができます。
2.柔軟にセグメントデータ生成可能
ターゲットセグメント生成AIは、複数の属性項目があったとしても、その組み合わせ等を踏まえて、効果的なセグメントを柔軟に抽出します。 機械的にセグメントの自動抽出を行うため、属性項目が多く存在して組み合わせパターンが複雑になったとしても、セグメントを抽出することができます。
またオーディエンス拡張も可能。セグメントの作成条件を調整することで、類似したユーザーも含めた柔軟なセグメントを作成することが可能です。
3.プライバシーに配慮した設計
ターゲットセグメント生成AIは、AIが自動でセグメントを生成することができるため、データアナリストがデータセットを直接閲覧・操作する必要がない点も特徴です。
従来セグメントを作成する場合、データアナリストなど専門領域の人材がデータセットの内容を見て、データを操作しながらセグメントを定めていました。一方本機能では、データアナリストが生データを閲覧・操作することなく、セグメントを取り出すことが可能になるため、情報漏洩のリスクを抑えることに貢献します。
また、セグメントに含まれるユーザー数が少ない場合は、該当セグメントを出力しない設定も可能。一定のユーザー数以上のセグメントのみを用いることで、プライバシーリスクへの対応ができます。
■ターゲットセグメント生成AIの機能解説デモ動画を公開
YouTubeにて、ターゲットセグメント生成AIの機能説明デモ動画を公開しています。
■AutoPrivacyとは
AutoPrivacyはプライバシーとセキュリティを重視した安全なデータコラボレーションソクラウドです。AutoPrivacyはデータクリーンルーム(DCR)環境を構築することができ、日本のプライバシー規制を遵守しつつ、複数事業者間のデータ連携課題を解決し、ビジネスインパクトの最大化を支援します。
AutoPrivacyプロダクトページ:https://acompany.tech/service/autoprivacy/
■プライバシーテックとは
プライバシーテックとは、個人のプライバシーを保護するための技術です。現代において、個人データが企業などにより大量に保有されている中、個人に対して安全なデータの保全や利活用が必要となってきています。このような課題を解決するため、プライバシーテックが開発されました。例えば、データを暗号化したまま高度な分析が可能な「秘密計算」や、元のデータから類似データを生成する「合成データ」、また個人の特定を困難にする「k-匿名化」といった技術があります。
プライバシーテック研究所:https://acompany.tech/privacytechlab/
■会社概要
社名 :株式会社Acompany
代表者 :代表取締役CEO 高橋亮祐
所在地 :愛知県名古屋市西区那古野2丁目14番1号なごのキャンパス2-13
設立 :2018年6月
URL:https://acompany.tech/
ミッション:プライバシーテックで社会課題を解決する
事業内容:プライバシーテックサービス「AutoPrivacy」の開発・提供、コンサルティング
■本件に対するお問い合わせ
お問い合わせフォーム、もしくは下記メールアドレスからお問い合わせください。
プロダクトに関するお問い合わせフォーム:https://acompany.tech/contact/
連絡先:pr@acompany-ac.com