ティアフォー、自動運転などの開発を支援するセンサーフュージョン開発キットを提供
ティアフォーは6月30日、自動運転やその他の関連するアプリケーションの発展を支援するセンサーフュージョン開発キットを提供開始した。
開発キットは最先端の車載カメラ、車載LiDAR、自動運転用コンピューターを統合し、センサーフュージョンによる高度なパーセプション技術の開発環境をワンパッケージで提供。同社の自動運転システム開発で利用実績のあるハードウェアとソフトウェアから構成され、取り扱いに関する説明書も整備されており導入も容易となっている。
開発キットを利用することで、適切なセンサーやコンピューターの選定、ROS2を用いた開発環境の構築、システム間の同期やキャリブレーション、パーセプションモジュールの開発など、センサーフュージョンにかかる技術的課題を解決し、高度なパーセプション技術に要する開発工数の削減や製品の市場投入までの時間を短縮。また、ソフトウェアはオープンソースで提供され、利用者は独自の研究開発を推進するために改良を加えることが可能。
同社は今後も本キットでサポート対応可能なセンサーやコンピューターの機種を増やし、オープンソースとして提供されるパーセプションの機械学習モデルやアルゴリズムをアップデートすることで、より多様なユースケースに対応できるように拡張する予定。また、高画質なカメラ映像データやLiDAR等のセンサーデータを活用したMLOpsソリューション(機械学習モデルの開発・運用基盤)の開発を推進し、市場に提供するとしている。