German Bionic、看護・介護者をサポートするApogee+パワースーツ発表
German Bionicは6月8日、介護者を最適にサポートするために特別に設計された画期的なソリューション、Apogee+(アポジー・プラス)パワースーツを発表した。
このテクノロジーは、介護研究の最新の進歩に基づいて開発され、看護・介護従事者のウェルビーイングを向上させ、より健康的で持続可能な労働条件をもたらすことを目的としている。
臨床、看護、高齢者への仕事では、持ち上げや運搬の動作の補助が重要な場面が数多く発生。ベッドや車椅子への移乗、診察の補助、洗面や着替えの介助などをサポートなしに作業することは、中長期的には健康上のリスクとなり、ひどい場合には介護者を早期退職に追い込むことにもなりかねないとする。
Apogee+は、持ち上げや歩行の際にアクティブなアシストを提供し、1回の持ち上げで最大30kgの負担を軽減できるほか、パワースーツに一体化されたグリップが、患者の持ち上げや体勢の変更を容易にし、日常的な介護作業を効率化できる。
またIP54の防水性能に対応することに加え、小型・軽量・スリムな設計で、介護者のさまざまな動きに柔軟に対応できるとする。
そのほかにも、利用者が掴めるハンドルを装備したり、外装の洗浄や消毒が特にしやすいよう設計されているという。
なお同社は、6月14日から17日までパリで開催されるヨーロッパ有数のテクノロジー見本市VivaTech 2023で、世界初のヘルスケア環境での利用に特化した設計のパワースーツを披露するとしている。