電動キックボード専用ナビシステム実証実験を開始
BRJ株式会社は2023年6月1日から、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と株式会社ナビタイムジャパンと3社共同で、国内初となる電動キックボード専用ナビゲーションシステムの実証実験を開始する(終了時期は未定)。
実証実験では、「CSV×DX」を理念に掲げ、社会、地域課題の解決に取組むあいおいニッセイ同和損保と、経路探索エンジンの技術を持つナビタイムジャパンの両社の知見と技術を合わせて開発した電動キックボード専用ナビゲーションシステムを、BRJが運営する「BIRD」のユーザー向けにWebアプリケーションとして提供。電動キックボード専用ナビゲーションシステムの有効性や利用者の利便性を検証する。
専用Webアプリケーションでは独自のアルゴリズムによって、到着ポートを指定することで、交通ルールや交通量、道の幅などを考慮した電動キックボード向けの最適ルートを案内する。専用Webアプリケーションには、「BIRD」のポート情報やジオフェンシングにより制御されているゾーンがマップ上に組み込まれている。
利用方法は、「BIRD」アプリケーション内でポップアップ通知を行い、ユーザーはWebアプリケーションへワンタップで遷移できる。Webアプリケーション上で行先を指定し、「ここへいく」から経路確認が可能だ。
対象となるエリアは、東京都立川市、国立市、国分寺市、小平市、昭島市、武蔵村山市、東大和市。実証実験の結果を活用し、より安全に安心して電動キックボードを利用できる環境を構築するとともに、地域の交通利便性向上への貢献を図るとしている。