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Excelのようなスモールデータを簡単収集できる 「Dataring SmallData Manager」提供開始

2023年05月30日 18時45分更新

文● ASCII

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 ウイングアーク1stは5月30日、Excelなどのシステム化されていないスモールデータを収集し、分析精度を高める機能「Dataring SmallData Manager(データリング スモールデータマネージャー)」を提供開始した。データマネジメントサービス「Dataring」の機能で、価格は最小構成となるDataring SmallData Manager、Dataring Databaseで27万5000円(月額、初期費用除く)から。

 スモールデータとは、大容量のビッグデータと相対して、Excelデータなど日々の個人業務からも発生するデータなどシステム化されていないデジタルデータのことで、機械学習などと組み合わせ大量のデータ分析となるビッグデータに反して、人間が扱え判断できる小さなデータ量のことを指し示す。

 Dataring SmallData Managerは、既に利用しているシステムや業務の運用を変更せずに、スモールデータを収集のプロセスを簡易化し、バリデーション処理やクレンジング処理を自動実行する。Dataringの分析基盤に投入することで、システム化のコスト削減だけではなく、基幹システムや業務システムで生成される実績値等のデータと、計画値等の未来のデータを組み合わせたデータ分析環境を実現するという。

 データ提供者は、ブラウザー上からExcel・CSVファイルをアップロードすることで、データ管理者が設定したデータパイプライン構築の定義に沿ったインポート処理が行なわれ、その実行結果を確認できる。

 データ管理者は、バリデーションチェックやデータクレンジング処理、データベースへのインポート設定をノンプログラミングで行なえる。この設定により、拠点間やグループ会社間でのフォーマット形式の違い、自社と取引先との表記ゆれ、コード体系の違いを吸収することができるため、現状の業務オペレーションを変更することなく、低コストでデータ収集・統合ができる。

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