メルカリは5月25日、マイナンバーカード機能を搭載したスマートフォンを出品する際、端末の初期化手続きに加え、マイナンバーカードの失効手続きが必要となることを案内。ユーザーに注意を促した。
端末の初期化だけでは失効しないスマホ用マイナンバーカード
対象となるスマートフォンは、マイナンバー機能を搭載した機種。
これまでメルカリに中古のスマートフォンを出品する場合、発送前にユーザーが初期化することで内部のデータを全て消すことができていた。
しかし、マイナンバーカード機能を搭載したスマートフォンの場合、通常の初期化手順だけではマイナンバーカードの電子証明書が失効しないため、別途失効手続きが必要となる。
失効手続き方法は以下の通り(5月30日現在)。
- マイナポータルにアクセス
- 画面右下の「マイページ」をタップ
- スマホ用電子証明書のメニュー一覧から「失効」をタップ
- 失効させる電子証明書にチェックを入れ、「はじめる」をタップ
- スマホ用署名用電子証明書のパスワードを入力し、「失効する」をタップ
売却、下取り、廃棄の際はメルカリ以外でも手続き必須
デジタル庁によると、これらの手続きは、マイナンバーカードを搭載したスマートフォンを売却、下取り、廃棄したり、故障で利用停止する際にユーザー自身で実施することが義務づけられている。
つまり、メルカリだけでなく、別のフリマサイトやオークション、中古ショップへの売却、買い換え時の下取り等も対象となるということだ。
古いスマートフォンの売却を考えている方だけでなく、中古のスマートフォンを購入される方も、マイナンバーカードの消し忘れがないか今一度確認した方が良いだろう。