魅力その2.空と地上に加えて地底まで広がる舞台
事前情報の段階で、『ブレワイ』の広大な世界をベースにプラス「空島」という舞台が加わることは既に知っていたし、それこそが本作のメインになると筆者は信じていた。しかし実際にプレイすると、とんでもないことが判明する。第3のエリア「地底」の存在である。
逆に「空島」の規模については、今のところ地上より小さく限定的なものであると感じた。ただ地続きでないため、別の島へ渡るには古代文明の遺産である「ゾナウギア」を工夫する必要があるのは、おもしろいと思う。
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前作にはいなかった瘴気の魔物が、地上や地底の一部に潜んでいることも。遭遇するとおどろおどろしい演出が入ってメチャクチャ怖い! 高台に登ったり、水に浸かったりすれば安全に追撃を振り切れるので覚えておこう
80時間プレイして、ようやく地上のマップをすべて開放できたところ(すべて探索できたわけではない)。空島と地底の探索にはまだまだ時間がかかりそうなので、じっくり遊んでいこうと思う。
魅力その3.新たな能力で自由度が広がり過ぎぃ!
本作で最もゲーム性を進化させた点は、やはりクラフトにまつわる各種能力だろう。『ブレワイ』で使えた能力「リモコンバクダン」「マグネキャッチ」「ビタロック」「アイスメーカー」は消滅し、新たに以下の5つの能力を使えるようになる。
・ウルトラハンド:モノを持ち上げ、2つのモノをくっつけて固定する
・スクラビルド:武器、盾、弓に各種素材を接着して強化する
・トーレルーフ:天井へ飛び上がり潜り抜ける
・モドレコ:モノの時間(動いた軌道)を戻す
・ブループリント:青写真。設計図や一度クラフトした履歴から、同じものを再構成する
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能力を使う際はLボタン長押し+右スティックで選択。『ブレワイ』の各種能力は基本代用できるアイテムや能力が用意されているので、困ることは少ない。「ウルトラハンド」は金属以外の物もつかめるので、実質「マグネキャッチ」の上位互換とも言える
個人的に最高難度だと思うのが「ツカロクの祠(進むちから)」。「タイヤ」のゾナウギアを使って、大玉を先へ先へと運んでいくなぞ解きだ。
だが途中の仕掛けは解き方が閃かず、ウルトラハンドで大玉を上まで持っていき、モドレコで時間を稼いでいるうちにハシゴを登って、ウルトラハンドでキャッチするという超ゴリ押しで進んでしまった(お題のタイヤを使わない解法)
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同祠の3つ目のいかだ作りも、タイヤの位置をミリ単位で微調整して薄い壁の上を走らせる解法で突破。少し斜めになるだけで落ちる綱渡りのようなやり方だった。おそらく水面を進む方法で、よりスマートな解法もあると思うのだが……?
ユーザーのなかには想像力を爆発させ、巨大な兵器をビルドしたりミニゲームでラクできる能力の使い方を発明している人もいる。そうした楽しみ方ももちろんアリだが、筆者のような脳筋でも簡単な車や飛行機は作れるようサポートがあるので、「クラフト要素」に苦手意識がある人でも安心してほしい。
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