前へ 1 2 次へ

「Ryzen 7 7735HS」+「GeForce RTX 4060」で23万9800円!

「ASUS TUF Gaming A15」実機レビュー = 最新チップ搭載のお求めやすいハイパフォーマンスPCだ

文●写真 ジャイアン鈴木 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ASUSは15型ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming A15」(FA507NV-R7R4060)を発売した。本製品はCPUとディスクリートGPUを最新版に刷新。「Ryzen 7 7735HS」と「GeForce RTX 4060」を採用しつつ、23万9800円と比較的手頃な価格を実現している。コストパフォーマンスを追求した本モデルが、どのような使い勝手とパフォーマンスを備えているのかじっくりと見ていこう。

ASUS JAPAN「ASUS TUF Gaming A15 FA507」23万9800円

CPUは「Ryzen 7 7735HS」、ディスクリートGPUは「GeForce RTX 4060」を搭載している

最新世代の「Ryzen 7 7735HS」と「GeForce RTX 4060」を採用
 

 「ASUS TUF Gaming A15 FA507」はOSに「Windows 11 Home」、CPUに「AMD Ryzen 7 7735HS」(8コア、16スレッド、最大4.75GHz、35-54W)、ディスクリートGPUに「NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU」(8GB)を採用。メモリーは16GB(DDR5-4800)、ストレージは512GB(PCIe Gen4 x4接続SSD)を搭載している。

 ディスプレーは15.6型フルHD液晶(1920×1080ドット、141ppi、144Hz、sRGB 100%、タッチ非対応)を採用。ディスプレー上部には92万画素ウェブカメラとアレイマイクを内蔵。スピーカーは底面に2基(2W×2、Dolby Atmos対応)内蔵している。

 インターフェースは、USB4、USB 3.2 Gen1 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI、有線LAN(1000BASE-T)、コンボジャックを用意。ワイヤレス通信はWi-Fi 6(11ax)、Bluetoothをサポートしている。

 本体サイズは354.9×251.9×22.45~24.95mm、重量は約2.2kg。90Whのバッテリーを内蔵しており、バッテリー駆動時間は約11.3時間、バッテリー充電時間は約1.9時間だ。

本体天面。中央のロゴはエンボス仕様。ボディーは米国国防総省調達規格「MIL-STD-810H」に準拠しており、湿度、低温、高温、振動、落下テストをクリアしている

本体底面。84枚のアークフローファンと4つの排気口を組み合わせた冷却システムを採用している

ディスプレーは15.6型フルHD液晶(1920×1080ドット、141ppi、144Hz、sRGB 100%、タッチ非対応)を搭載

キーボードはテンキー付きの106キー日本語配列(RGBイルミネート仕様)

本体前面(上)と本体背面(下)

右側面にはUSB 3.2 Gen1 Type-A、ケンジントンロック、左側面には電源端子、有線LAN(1000BASE-T)、HDMI、USB4、USB 3.2 Gen1 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A、コンボジャックを用意

ディスプレーの最大展開角度は実測139度

パッケージには本体、ACアダプター、電源ケーブル、説明書類、シールが同梱

ACアダプターのコード長は実測120cm、電源ケーブルの長さは実測180cm

ACアダプターの型番は「A20-240P1A」。仕様は入力100-240V~3.5A、出力20V 12A、容量240W

本体の重量は実測2118g

ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は実測726.5g

ゲームだけでなくビジネス用途にも快適な
キーボード&タッチパッド

 テンキー付きの106キー日本語配列キーボードのキーピッチは実測19mm、キーストロークは実測1.6~1.7mm。TUF(The Ultimate Force)シリーズらしくボディーの剛性は非常に高く、相当強く打鍵してもキーボード面にたわみを感じることはない。ゲームでの素早く、ある意味乱暴なキー操作もしっかりと受け止めてくれる。深めのキーストロークが功を奏して、打鍵感も良好だ。

 タッチパッドは実測130×77mmと広いスペースが確保されており、表面の滑りがよく、クリック感も軽い。個人的にはタッチパッドのストロークはもう少し浅いほうが好みだが、操作性自体はよいと感じた。ゲームだけでなく、一般的なビジネス用途にも快適なキーボード、タッチパッドに仕上げられていると思う。

キーピッチは実測19mm

キーストロークは実測1.6~1.7mm

バックライトはRGBイルミネート仕様。キーボード全体で任意のカラー、エフェクトを設定できる

タッチパッドの面積は実測130×77mm。ジェスチャー、ピンチイン・アウト操作も容易だ

 15.6型フルHDディスプレーの色域は「sRGB100%」と謳われているが、カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で実測したところ、sRGBカバー率は98.3%、sRGB比は105.0%、AdobeRGBカバー率は77.6%、AdobeRGB比は77.8%、DCI-P3カバー率は77.4%、DCI-P3比は77.4%という値が出た。

 最大144Hzのリフレッシュレートを実現したゲーム向けディスプレーとしては、実用上十分な色域を備えている。

15.6型フルHDディスプレーの色域は「sRGB100%」。一般的な用途であれば実用的な色域だ

リフレッシュレートは最大144Hz。滑らかなグラフィックでゲームを楽しめる

実測したsRGBカバー率は98%、sRGB比は105%、AdobeRGBカバー率は77%、AdobeRGB比は77%、DCI-P3カバー率は77%、DCI-P3比は77%

 一方、ウェブカメラは室内灯下でも明るく、自然な発色で撮影できるのだが、ノイズがやや多い。動画ならそれほど気にならないが、ASUSクオリティーのカメラを搭載してほしい。

ディスプレー上部には92万画素ウェブカメラとアレイマイクを内蔵

Windows 11の「カメラ」アプリで撮影(HDRオフ)

Windows 11の「カメラ」アプリで撮影(HDRproオン)

前へ 1 2 次へ

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
08月
09月
10月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月