このページの本文へ

Core i7-13700とRTX 3060 Tiを搭載、フルHDなら超快適ゲームプレイを堪能できる!

20万円以下でゲーム配信も! 新ケース採用で冷却性も向上したLEVEL∞のBTOPCの性能チェック

2023年05月22日 11時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

提供: ユニットコム

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

フルHDならかなり快適! タイトル次第ではWQHDも狙える性能

 LEVEL-M77M-137-SAX [Windows 11 Home]の主なスペックは、Core i7-13700、GeForce RTX 3060 Ti、16GBメモリー(8GB×2)、500GB SSD(NVMe対応、M.2接続)という構成だ。CPUは最新世代で、GPUは1つ前のRTX 30シリーズとなり、最新世代ではないものの、まだまだ現役としてとらえていい性能は持っている。

CPU-Z(左)とGPU-Z(右)の実行結果

 また、メモリーはゲーミングパソコンとしてこれくらいは必要と思える16GBを搭載。ストレージはゲームプレイにおいて速度的には快適な部類に入るが、容量が500GBなのは、ちょっと心もとなさを感じてしまう。

 複数タイトルを遊びたい、ゲームプレイに加えて動画編集のために素材を録画しておきたいという場合は、カスタマイズページでメインストレージを1TBもしくは2TBに強化、さらにはセカンド、サードストレージを追加するといいだろう。

BTOカスタマイズでメインストレージの容量を強化できる

セカンド、サードストレージも追加可能

 ではさっそく、ゲーム性能をチェックしていこう。なお、「Apex Legends」の計測結果は前回の記事にて紹介しているので、Apex Legendsの結果について気になる人は、そちらもチェックしてほしい。

 まずは、美麗なグラフィックなぶん、高負荷なタイトルでもある「サイバーパンク2077」のゲーム内ベンチ―マークをチェック。設定は一番高負荷となる「レイトレーシング:ウルトラ」に設定し、1920×1080ドット(フルHD)、2560×1440ドット(WQHD)、3840×2160ドット(4K)で計測した。

「サイバーパンク2077」の結果

 結果は、さすがに最高設定だとサイバーパンク2077は4K、WQHDでは快適に遊べるといえるスコアには至らなかった。しかし、フルHDであれば平均が60fpsを超えるので、フルHDであればなるべくしっかり遊べるといっていい。加えて、設定をレイトレーシング:中にすると、平均フレームレートが67.15fpsまで向上した。設定次第では、より快適に遊ぶことができそうだ。

 FPSタイトルで負荷が高めの「Call of Duty Modern Warfare 2」もチェックした。クオリティプリセットはウルトラにし、フルHD、WQHD、4Kで計測した。

「Call of Duty Modern Warfare 2」の結果

 結果は、フルHD、WQHDであれば平均100fps以上で遊ぶことができる。また、4Kでも平均60fps以上は超えているので、FPSはフレームレートを重視している人が多いだろうが、解像度を重視したい! という人も、設定次第では4Kでも遊べなくはない。

 また、クオリティプリセットを下げてみたところ、フルHDで平均159fpsまで向上した。これくらいのフレームレートが出れば、144Hzや165Hzのディスプレーと組み合わせて快適なゲームプレイが可能だ。

 続いて、「BIOHAZARD RE:4」をプレイした際のフレームレートを見ていこう。今回は、グラフィックス設定は最高にしつつ、レイトレーシングはオフにして計測している。最高設定のままレイトレーシングをオンにすると、VRAMが足らないと表示されるので、レイトレーシングをオンにする際は、グラフィックス設定を下げる必要がある。フレームレートの計測には、「CapFrameX」を使用している。

「BIOHAZARD RE:4」の結果

 結果は、WQHDとフルHDは平均100fpsを超えており、快適にプレイできることができるほか、レイトレーシングをオンにしてのプレイも視野に入る。しかし、4Kだと平均が57.8fpsと60fpsを下回っていた。とはいえ、設定を下げれば平均60fps以上で遊べるというのは間違いないだろう。

 最後は、最近発売されたばかりの「STAR WARS ジェダイ:サバイバー」のフレームレートをチェック。こちらはグラフィックの品質を高にして、CapFrameXで計測している。

「STAR WARS ジェダイ:サバイバー」の結果

 結果は、4K、WQHDでは快適にプレイすることは難しそうで、フルHDでも少し設定を下げればmin1%も60fpsを超えそうといった結果になった。最新タイトルでかつグラフィックにもこだわって開発してあるタイトルだけに、負荷はかなり高そうだ。しかし、設定を下げればフルHDでしっかり遊べそうなのは、うれしいポイントといえるだろう。

配信や動画編集もしっかりこなせる1台

 ゲーミングパソコンの購入目的として、ゲームだけでなく配信や動画編集をしたいという人も少なくないだろう。そこで、動画編集の性能をチェックできるベンチマークと、実際に配信した際のフレームレートをチェックしてみた。

 動画編集については、実際に「Adobe Premiere Pro」を使ってパフォーマンスを独自のスコアで示す、「UL Procyon」の「Video Editing Benchmark」を実行。結果はスコアが6950と高めの結果になっており、最新世代のCore i7の高性能に加え、Adobe Premiere Proではビデオカードも活用して高速に処理を行なうので、これくらいの高いスコアを記録したのだろう。

「Video Editing Benchmark」の結果

 動画配信については、OBS Studioを使用して、TwitchでApex Legendsをプレイしている要するを配信した際のフレームレートを、「Fraps」でチェックした。

配信時のApex Legendsのフレームレート計測結果

 結果は、4K解像度でも平均100fps以上、フルHDであれば配信しつつ240Hzディスプレーと組み合わせて快適にゲームプレイができるという結果になった。私が自宅で使っているパソコンもGeForce RTX 3060 Tiを採用しているが、CPUの性能がLEVEL-M77M-137-SAXと比べると性能が低いため、配信となるとガクッとフレームレートが落ちてしまう。しかし、本機の場合は最新のCore i7-13700を採用しているぶん、より快適なゲーム配信ができているのだろうと考えられる。

 Apex Legendsの場合はWQHDや4Kでも配信が狙えるが、より負荷の高いタイトルとなると、恐らくフルHDメインの配信になるだろうと考えられる。とはいえ、配信の主流はやはりフルHDだと思うので、そこまで気にすることはないと思う。

カテゴリートップへ