FRONTIER「FRGAG-B760/WS413/NTK」をチェック、エアフローにも注目の1台
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2023年05月12日 15時00分更新
高い冷却性と、大型PCパーツも搭載可能な高い拡張性が特徴
FRONTIERのGAシリーズは、高い冷却性と拡張性を特徴とするミドルタワーケースを採用している。まずはこの筐体からチェックしていこう。なお、GAシリーズは白色と黒色の2色でカラーリング展開されているが、今回は白色のモデルをお借りして検証を行なっている。
まずはパソコンの“顔”となるフロントパネルの特徴から。FRGAG-B760/WS413/NTKのフロントパネルデザインはとてもシンプル。ほんのわずかに湾曲するフロントパネルには、上部に光学ドライブを搭載するスリットが設けられ、下部にワンポイントとして赤いラインが走っている。
このようなシンプルなデザインであれば様々な設置場所に調和するだろう。面取りされているフロントパネルの両サイドには吸気用のスリットが設けられ、フロントケースファンの空気はここから取り入れられる。
フロントインターフェースはケース天板前方部分に集約されており、USB 2.0 Type-A×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、4極ミニプラグヘッドセット接続端子、電源ボタン、ストレージアクセスランプ、リセットボタンが並ぶ。USB端子の数も必要十分といえるだろう。また、フロントパネルと天板の境目付近のスリットには赤色のLEDが組み込まれており、起動中は電源ランプとして赤色のLEDが光り続ける。
天板には、エアフローのために140mmファン×2基相当のパンチング孔が設けられている。天板からパソコン内部がよく透けて見えるほど開口率の高いパンチング孔で、十分なエアフローを確保できることが見た目からも想像に難くない。この大きな孔からホコリが侵入しないように、メッシュのダストフィルターも付属する。ダストフィルターはマグネット式なので、メンテナンスも簡単だ。
次いでPCケース背面のインターフェース類をチェックすると、GAシリーズのPCケース最大の特色を確認できる。GAシリーズは、マザーボードが上下反対に取り付けられており、背面側の端子レイアウトも上下反転しているのだ。これまで普通のデスクトップパソコンを扱ってきた人にとっては、最初は違和感を覚えるかもしれない。
背面側インターフェースは、マザーボード側のI/OパネルにUSB 2.0 Type-A×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×5、USB 3.2 Gen1 Type-C×1、HD Audioコネクタ、有線LAN(2.5GBASE-T)を搭載。GPU側インターフェースはHDMI×1とDisplayport×3を搭載とオーソドックスな構成だ。
マザーボードを上下反転させる狙いとして、大型化・大熱源化が著しいビデオカードを最上段に配置することで、排熱処理をスムーズに行なえるようにするという点が挙げられる。例えば従来どおりのビデオカードが下側のレイアウトで、空冷CPUクーラーを使用すると、ビデオカードの排熱をCPUクーラーが吸い込んでしまい、効率的ではないとの指摘は以前より挙がっていた。その状況を改善する一手としてマザーボードの上下反転は有効な手段といえるだろう。
実際にFRGAG-B760/WS413/NTKのPCケース内部を確認すると、ビデオカード、CPU、電源ユニットでそれぞれエアフローを独立させることに成功していることが伺える。ビデオカードのエアフローは天板の大きなパンチング孔から外気を取り込み、側面サイドパネルのパンチング孔へと排気するルートとなっている。
CPUは前面120mm×2基の吸気ファンからサイドフロー型CPUクーラーを通過し、背面120mm排気ファンへの直線エアフロー。電源ユニットはPCケース底面の吸気口から背面へ排気する単独エアフローといった具合だ。
なおPCケースのサイズはおよそ幅210×奥行465×高さ457×mmと、比較的コンパクトな部類のミドルタワーになると思うが、PC内部のレイアウトにはまだ大分余裕を感じる。ケーブルの裏配線には対応していないが、ケーブル類は綺麗に纏められてエアフローを邪魔することもなさそうだ。裏配線エリアがない分、PCケース幅をスリムに保ったまま、大型空冷CPUクーラーに対応できるスペースを確保できているのだろう。
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