健康アプリ「脳にいいアプリ」ChatGPTで高齢者のなんでも相談7月開始
株式会社ベスプラは2023年4月27日、脳科学に基づいて脳の健康維持をサポートするスマートフォンアプリ「脳にいいアプリ」において、2023年7月より「ChatGPT」を活用した高齢者が困りごとを気軽に相談できる「なんでも相談」機能を提供すると発表した。利用料は無料。
「脳にいいアプリ」は認知症研究において著名なカロリンスカ研究所が実施した研究をもとに開発された、運動、脳トレーニング、食事の複合的な活動が管理できる健康アプリ。「歩いて運動」「隙間時間に脳トレーニング」「脳に良い品目を食べる」ことで、脳と体の健康維持を手軽に行えるというもの。
新機能「なんでも相談」は、OpenAIが提供する「ChatGPT」を組み合わせ、高齢者の疑問や困りごとを、いつでもAIに相談できる機能。「高齢者の心のケア」と「情報格差の解消」を図るとしている。
「なんでも相談」機能を使うためには、「脳にいいアプリ」をインストールし、「なんでも相談」機能の利用規約に同意する必要がある(既存ユーザーも同意が必要)。ベスプラは安全性を考慮して、マイクロソフトが提供する「Azure OpenAI Service」を利用し、セキュアな「ChatGPT」を用いて「なんでも相談」機能を提供するという。
ベスプラは今後、地域の高齢者がどのような悩みを抱えているのかを情報収集し、必要に応じて自治体や地場企業との協業を図るとしている。自治体や民間企業サービスと連携により、できるだけ多くの高齢者の悩みの解決を図るという。