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静音性抜群を極めた75%ゲーミングキーボード

キースイッチ取り替え&分解で自作erの心をくすぐる!ROG Azothレビュー

2023年05月12日 11時00分更新

文● BRZRK 編集● ジサトラユージ/ASCII

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設定用ソフトウェアでカスタマイズ!

 ROG AzothはWindowsのクラスドライバーでも動作するが、そのポテンシャルをしっかり引き出すためには統合ソフトウェアである「Armoury Crate」の導入が必須だ。このソフトウェアを導入すると、キーボードのキー割り当てやLEDイルミネーションの設定などを細かくカスタマイズできる。以下、写真メインで何が可能なのかを紹介したいと思う。

キータブを開いた状態。ここではボタンの割り当てや特定のキーの無効化設定などが可能だ。本機は英語配列となっているので、ソフトウェア上で日本語配列へと変更して利用するといったこともできる

ROG AzothのLEDイルミネーションをカスタマイズできる。ここには多くのプリセットが含まれているが、さらに細かく調整したい場合は、Aura Creatorを導入することでオリジナルのパターンを作成可能だ

OLEDディスプレーの横にあるコントロールノブの役割も設定可能。メディア操作やシステム音量、LEDエフェクトの変更などさまざまな操作が可能だ。カスタマイズを選択すると、キーボードの機能を割り当てることもできる

OLEDタブを開いた状態。OLEDに表示されるイメージを設定できる。カスタムバナーを表示させたり、オーディオスペクトラムを表示させたりと色々なことができるので、いじりがいのある機能だと言える

電源タブを開いた状態。ここでは本機のバッテリー残量やスリープに移行するまでの時間など、パワーマネジメント関連の調整が可能だ。ちなみに、公称では最大2000時間使用できるとのこと

ファームウェアの更新タブ。ここではファームウェアが新しくリリースされているか確認できる。定期的にこのタブで更新の有無を確認をするといいだろう

 といった感じで、Armoury Crateはゲーマーの求める要素をしっかりと抑えた内容になっている。ちなみにワイヤレス接続時のスリープモードからの復帰速度は爆速で、ほんの一瞬というか体感できるほどのラグなしで操作を行なえる。これができていない製品も世の中には結構あり、ストレスを感じる人もいるが、本機では一切気にしなくてオーケーだ。

 せっかくなので、OLEDディスプレーのアニメーションをArmoury Crateでカスタマイズする様子と、実際にディスプレーにどのように表示されるのかを動画にしてみた。右下が、ディスプレーの様子を撮影した映像だ。

ハイクオリティーかつハイパフォーマンス!

 以上、ROG Azothを見てきた。本機の実売価格は3万5000円前後とゲーマー向けのキーボードとしては少々高め。しかし、キースイッチのホットスワップが可能だったり、筐体の静音性が非常に高いなど、値段相応の価値があるのも確かだ。

 個人的にはスイッチを手軽に取り替えられる点が気に入っていて、チャタリングを起こしたり故障していると感じたときにパパッと取り替えられるのが最高だ。いつもなら不調なボタンを抱えていてもだましだまし使っちゃうんだけどね。

 もし本機を購入するのであれば、今後長年に渡って使える相棒になるのではないだろうか。

ROG Azothの主なスペック
接続方式 USB 2.0、専用ドングル(2.4GHz)、Bluetooth 5.1
スイッチ ROG NX Redメカニカルスイッチ
ポーリングレート 最大1000Hz(USB/ドングル接続時)
キー配列 英語配列(75%サイズ)
アンチゴースト 100%
サイズ 326(W)×136(D)×40(H)mm
重量 1186g
付属品 キーキャッププーラー、スイッチプーラー、スイッチオープナー、ルブステーション、ルブブラシ、潤滑剤(Krytox GPL-205-GD0ROG)、ステッカー、保証書、クイックスタートガイドなど

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