SNSの使い方には慣れているものの……
2020年からのコロナ禍により、多くの人たちの生活が変わりました。それは10代も例外ではありません。
新型コロナによって生活に制限を受けたとはいえ、SNSやYouTubeなど、ネットの文化にはしっかりと適応している世代。物心がついたときからスマートフォンが当たり前の彼らにとって、ネットを介しての情報の収集や伝達は自信があるようです。
その一方で、調査によると、人と顔を合わせる機会が少ないこともあり、対面コミュニケーションが苦手であるという自覚もあるようで……。コロナ禍の影響が強い時代、彼らを責めるわけにはいきません。しかし、すべてSNSで済まそうとしたり、SNSを使い過ぎてトラブルにつながったりする面もあるのでしょう。
「自分たちはネットに強いけど、コミュニケーションが弱い」と考えている世代。彼らと接するときには頭ごなしに自分たちの意見を押し付けるのではなく、育ってきた時代のことを考えて、お互いを理解し合うようにコミュニケーションできるとよいかもしれません。
※以下は「『コロナ世代』の高校生は自分の強みも弱みもネットとSNSと自覚済!?」からの抜粋です。
自分たち世代の強みについて聞いたところ、1位「インターネット・SNS」(22.0%)、2位「IT・情報化社会・デジタル」(15.6%)、3位「情報の収集力・伝達力」(5.8%)と、情報技術系が集中する結果となった。
ネットやSNSを使いこなし、スマホやPCを操作し、情報を収集、発信する力などに自負がある世代だ。
逆に自分たち世代の弱みについては、1位「コミュニケーション・会話が下手」(9.7%)、2位「インターネット・SNSへの依存やトラブル」(5.8%)、3位「経験不足(人生・社会)」(4.7%)となった。
ネットに慣れすぎて対面コミュニケーションが苦手だったり、個人情報を出し過ぎてしまったり、SNSによってトラブルになることが多いと自覚しているのだ。また、新型コロナの影響で経験が乏しい点も自覚している。