アセンド、2024年問題対策として労務情報と連動したデジタル配車表を提供
アセンド株式会社
2024年問題に耐えうる経営基盤の構築を24年まで無償支援
物流DXベンチャーのアセンド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:日下瑞貴、以下「当社」)は、トラック運送事業向けの業務管理クラウドサービス「LogiX(ロジックス)」に労務管理機能を追加したことをお知らせいたします。これにより、デジタコ等から取り込まれるドライバーの労務情報が配車表と連動し、コンプライアンスを遵守した配車計画の作成・労務管理を、容易に行うことが可能になりました。
背景
令和3年の厚生労働省の公表によると、自動車関連事業者の約81%が労働基準法違反・約53%が改善基準告示違反をしており、なかでも、他業種(バス・タクシー等)に比べ、トラック運送事業者の改善基準告示違反の割合が約2倍高く(※1)、トラック輸送業界全体としてコンプライアンス遵守経営へ向けた管理体制の確立が急務とされています。また、2024年にはトラックドライバーへの残業時間の規制が厳しくなることから、従来のような労務管理のままでは行政処分の対象となる懸念もあり、安定的な事業継続の観点からも、管理意識の見直しの必要性がかつてない高まりを見せています。
一方で、運送事業者を取り巻く規制の変更が重なるなか、約6割が営業利益ベースで赤字経営をしているとも言われている運送事業者は(※2)、体制の見直しの必要性を感じつつも、対応すべき事柄の多さに苦境に置かれていることも事実です。当社は、少しでも導入しやすい形で運送事業者の転換期を支援すべく、当社製品の運送事業者の業務管理ツールに新搭載する本労務管理機能を今後一年間は無料でお使いいただける機能といたしました。
(当社製品の基本機能の使用料は別途発生いたします)
※1 厚労省「自動車運転者を使用する事業場に対する監督指導、送検等の状況(令和3年)」
※2 全日本トラック協会 「経営分析報告書 令和2年度決算版」
新しく提供する労務機能について
点呼記録やデジタコデータをロジックスに取り込むことで、配車画面上でドライバーごとの労務の実績を、労働基準法及び改善基準告示の参照項目に合わせた形で把握いただけます。
これにより、注視すべき項目に合わせて日々労務データを加工し直すという手間や、従来は別帳簿で管理されている労務情報を幾度参照しながら配車を組むという業務の煩雑性を効率化しつつ、適切な労務管理に則った業務計画の作成が可能になります。
ドライバーの残業規制の導入により、日本全体でドライバーのリソースが不足するのではと、深刻な懸念事項となっている「2024年問題」まであと1年となりましたが、当社は今後もロジックスへの多角的な機能追加を予定しており、2024年問題に耐えうる経営体制の構築・運送事業者DXの実現を支援してまいります。
ロジックスについて
運送事業者に特化したクラウド型の業務管理ツールであり、煩雑な運送事業者の管理業務を、案件の受注から配車・請求書の発行まで一気通貫でデジタル化します。ロジックスを用いて業務を行うと、経営数値(原価・利益率・車両回転率等の収支改善につながる各種指標)が自然と一元管理されるため、収支改善・運賃交渉に必要な数字を、特別な手間をかけることなく可視化することが可能です。ロジックスは、運送事業者の業務効率化と経営DXを同時に実現いたします。
資料請求・無料トライアルは、下記ホームページより、お気軽にお問い合わせください。
https://www.ascendlogi.co.jp/logix/
アセンド株式会社について
「物流業界の価値最大化」をミッションに掲げ、2020年3月に創業。どんな事業者でも手軽に業務効率化・経営DXができるツールの開発を志向し、トラック運送事業者向けの業務管理クラウドサービス「LogiX(ロジックス)」を提供する傍ら、国土交通省をはじめとした官公庁の立案する物流業界の調査分析事業も担い、マクロの政策提言と草の根の双方から物流業界のDXを支援しています。
会社情報
本社所在地:東京都新宿区市谷砂土原町2-7-19 田中保全ビル3階
代表者 :代表取締役 日下瑞貴
設立 :2020年3月
資本金 :2億2900万円(資本準備金を含む)
従業員数 :31名(非常勤の業務委託メンバーを含む)
事業内容 :運送管理SaaS LogiX(ロジックス)開発・提供、物流コンサルティングサービス
会社HP : https://www.ascendlogi.co.jp/
採用情報: https://www.wantedly.com/companies/ascend
ロジックス製品説明ページ: https://www.ascendlogi.co.jp/logix