Galaxyに最適化された高速チップを搭載
冷却性能も向上
2つ目の特徴であるゲーミング性能については、サムスン電子ジャパン プロダクト担当の前島大樹氏がプレゼンテーションを行なった。
優れたゲーミング性能を実現する最も重要な要素はプロセッサーだ。Galaxy S23シリーズには、この製品向けにカスタマイズされた「Snapdragon 8 Gen 2 For Galaxy」が搭載されている。通常の「Snapdragon 8 Gen 2」は最大3.2GHzだが、Snapdragon 8 Gen 2 For Galaxyは最大3.36GHzと、さらに速い処理速度を実現している。
Galaxy S23シリーズは、光を立体的に表示するレイ・トレーシングにも対応。ゲーミングPC並みのリアルな映像を楽しめるという。
プレイ中の発熱を抑えるために両モデルに「ベイパーチャンバー冷却システム」を導入。Galaxy S22 Ultraにも搭載されていたが、S23 Ultraでは約2.1倍に拡大し、冷却性能を向上させている。また、充電ケーブルを接続してプレイする際に、バッテリーを介さずに直接スマホに給電する仕組みも採用されている。
バッテリー容量はGalaxy S23が前モデルよりも200mAh多い3900mAhで、Galaxy S23 Ultraが前モデルと同じ5000mAh。電力効率が向上しているため、どちらのモデルも電池持ちが長くなっている。
ディスプレーは、従来から搭載している環境に応じて画質が調整される「ビジョンブースター」が進化。太陽光下で明るく見えるように調整されることはもちろん、曇天でも、屋内でも適切な明るさとコントラストに調整されるようになった。
Galaxyは従来から内部の部品にリサイクル素材を使うなど、環境に配慮した製品開発を行なっている。Galaxy S23シリーズでは、内部だけでなく外装にも再生素材を使用。さらに、梱包材に再生紙を使うなど、SDGsへの取り組みを強化している。
auからは待望の1TBモデルも発売
Galaxy S23はドコモ、au、楽天モバイルが取り扱い、Galaxy S23 Ultraはドコモとauが取り扱うことが発表された。いずれも4月20日発売で、4月6日から予約受付が始まっている。Galaxy S23 Ultraは、日本向けでは初めて1TBモデルが発売されることが発表され(auオンラインショップのみ)、客席から拍手が起きていた。
予約して購入した人向けの特典も発表された。Galaxy S23とGalaxy S23 Ultra(256GBモデル)の購入者には、ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2」と好きなデザインを選べるケースがプレゼントされる。Galaxy S23 Ultra(512GBモデル/1TBモデル)の購入者には、それぞれ256GBモデル/512GBモデルとの差額相当がAmazonギフト券で還元される。
さらに、キャリア各社の割引施策も同時に利用することができる。
ミッドレンジの「Galaxy A54 5G」も発表
ミッドレンジの最新機種「Galaxy A54 5G」を発売すること発表された。約6.4型の有機ELディスプレー、約5000万画素をメインとする3眼カメラ、5000mAhの大容量バッテリーなど、充実した機能を備える。5月下旬発売で、ドコモとauが取り扱う。
さらに、すでに発売中のタブレット「Galaxy Tab S8+」を、4月6日からauでも購入できるようになることが発表された。