次世代の製品・サービスは「体験設計」から生まれる、デザインスタジオ「ミトオシ」
株式会社ミトオシ
未来のIoT製品を描いた映像作品「Future of IoT」を公開
2016年に創業したインタラクション・デザイン・スタジオの株式会社ミトオシ(所在地:東京都中央区/代表取締役:白根義也)は、2023年2月1日より開始した新事業「IoTデバイス向けUIデザイン制作」のイメージ映像「Future of IoT」を公開しました。 YouTube URL : https://youtu.be/aFjTYGIdWW8
本事業は「医療」「自動車」「コンシューマー」向けの製品/サービスでの展開を想定しており、今回公開したのは「次世代スピーカー/TOMORI(トモリ)」と「次世代コミュニケーション/TSUTE(ツテ)」の映像です。
「あるべき未来を見通し、デザインによって社会実装へと繋げる」をミッションとする当社では、大手企業を含むブランドのデジタル体験を6年以上にわたり支援しています。プロジェクト初期段階からの「体験設計」を通じた共創により「最先端テクノロジー」と「UIデザイン」を融合させ、両者の最大化を実現してきました。新事業「IoTデバイス向けUIデザイン制作」では、5年、10年先の未来まで想像し、新たなコミュニケーションのあり方を提案します。今回はその具体的なビジョンをイメージ映像として制作いたしました。
未来のIoT製品を描いた映像作品「Future of IoT」を公開
YouTube URL : https://youtu.be/aFjTYGIdWW8
<次世代スピーカー/TOMORI>
再生する音楽に合わせて”光”が生成され、”光”のインターフェースによって他ユーザーとのコミュケーションも可能なスピーカー。TOMORIの語源は「灯り」です。スマートフォンの誕生以来、他者とのコミュニケーションは画面上のテキストが大半を占めるようになりました。そこに疑問を投げかけ、従来のコミュニケーションに伴っていた、「何かに目が惹きつけられる」「場の雰囲気に呑まれる」といった身体的なコミュニケーションを、情報通信の世界でも取り戻そうという提案です。
<次世代コミュニケーション/TSUTE>
20××年、人類が地球だけではなく宇宙空間でも生活できるようになった世界で、BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)(※1)を利用し、宇宙ー地球間で会話ができるコミュニケーションシステム。TSUTEの語源は伝達の「伝」です。
2人以上のユーザーがヘッドホン型のBMIデバイスを装着すると、脳に互いの視覚情報が伝達され、まるで相手が目の前にいるかのような映像が映し出されます。音声はヘッドホン状のデバイスを通して、耳へ送られます。BMIの活用により、遠く離れた場所にいても同じ空間にいるかのようなコミュニケーション体験を提案します。
※1 BMIとは、脳波などを読み取りその命令でコンピューターを動かしたり、それとは逆に、コンピューターから神経に直接刺激を送ることで、感覚器を介さずに人に視覚や味覚等を与える技術や機器のこと(日経BP総合研究所 Beyond Healthより)
映像作品「Future of IoT」の制作背景
日進月歩のテクノロジー、急速に移り変わる人々の価値観やライフスタイルを踏まえ、これからの時代に即した製品・サービスの開発が急務とされています。まだ見たことのない未来の社会を見通すには、複数のシナリオを用意し、人々が直面するであろう具体的な課題や彼らの願望を導き出さなければなりません。そのうえでコストや時間、技術といった現実的な条件と照らし合わせて、製品・サービスに落とし込む必要があります。
ここで価値を発揮するのが、当社が強みとする「体験設計」だと考えます。人間が頭のなかで想像できることには限界があり、またイメージを他者に正確に共有するのは並大抵ではありません。そのため、製品・サービスの製作の初期段階で、それらの疑似体験ができるプロトタイプを活用し、体験設計をするプロセスが重要になります。
未来のIoT製品を作るには、機能性を担う「最先端テクノロジー」と使いやすさを担う「UIデザイン」の双方を考慮・最大化した設計が求められます。今回公開した映像作品をはじめ、製品完成イメージとしての動画やグラフィックでの表現もプロトタイプを活用した「体験設計」の一つとなります。
初期段階からこの「体験設計」を活用することで、プロジェクトメンバーの認識が一致し、疑似体験による気づきが生まれます。その結果、製品設計がより洗練され、消費者の「使いやすさ」、そして、それらの製品が存在する「より良い未来」につながっていきます。今回公開した映像作品「Future of IoT」は、”体験設計が切り開く無限の可能性を秘めた未来”を体現する作品として開発いたしました。
「IoT」の現状と未来に期待される役割
IDCの調査(※2)によると、国内IoT市場のユーザー支出額は2026年に9兆円を超えると予測され、2021年から2026年の年平均成長率は9.1%を見込んでいます。
市場拡大に伴い、IoTの役割は以下のように多様化しています。
1.機器やシステムの自動化
生産工場の生産ラインなどでIoTを用いて作業を自動化、及び自動制御する
2.データ収集・分析
センサーやデバイスからリアルタイムでデータを収集し、その解析や予測分析を行う
3.ユーザーエクスペリエンスの向上
製品やサービスの利便性や機能性を向上する
利用シーンとしては、産業における生産性や品質管理の向上、住環境を高めるスマートホーム、都市インフラの改善、医療分野での健康状態のモニタリングなどがあげられます。
現状は利便性の向上など機能的価値に重点を置く製品・サービスが目立ちますが、ミトオシでは、近い将来新たなコミュニケーション手段としてもIoTが浸透すると予測します。それが、まさに「Future of IoT」で描いた、IoTデバイス同士の通信によるユーザー間コミュニケーションやBMI等の次世代のインターフェースとの融合です。
よりスマートで多様なコミュニケーションが実現可能となり、メール、チャット、電話、ビデオ通話などの従来のコミュニケーションに、新たな手段としてIoTが加わると考えます。
※2 https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ48989222
IoT製品・サービスに関する無料相談会を実施
当社では、IoT製品・サービス、及びデジタルを活用したプロジェクト等の新規立ち上げを予定している企業様を対象に、無料相談会を実施しております(オンラインにて、1時間程度を予定)。以下フォームから、お気軽にご連絡ください。
https://forms.gle/uWEeATUoHeVoaZdE9
ミトオシ代表:白根義也プロフィール
Vantan Design Institute(バンタンデザイン研究所)修了。2016年、Mitoosi Inc.設立。2020年、日本で初開催されたCIID(Copenhagen Institute of Interaction Design)主催CIID Winter Schoolを修了し、北欧型インタラクションデザインを学ぶ。主な仕事領域は、WEB/スマートフォン/IoTプロダクトのUI/UXデザイン、WEBのフロントエンドエンジニアリング、デジタルプロダクトのアートディレクション、企業のブランディング。近年は大手出版社のWEBサービス開発、フィンテックやAI技術スタートアップ企業のブランディングなど、領域を横断しプロジェクトに携わる。人間中心設計推進機構会員。循環型社会研究会会員。
代表:白根義也のメッセージ
ミトオシにとって、デザインは「未来を構想し、実現へとつなげる営み」だと捉えています。理想の未来をつくろうとするとき、まずやらなければならないのは「イメージの共有」であり、このプロセスにおいてプロトタイプを活用した体験設計は重要な役割を果たします。より複雑化するこれからの社会にとって、その価値はますます高まるはずです。
当社では、プロトタイプによる体験設計でプロジェクトに議論や新たな気付きを誘発し、事業を推進する役割を担いたいと考えています。このような共創を通して、持続可能な未来を共に創りましょう。ご連絡をお待ちしております。
【株式会社ミトオシ/ Mitoosi Inc. 概要】
2015年に代表の白根義也(しらね よしなり)がフリーランスデザイナーとして起業し、2016年にQuiet合同会社として法人化、2020年に組織変更し、株式会社ミトオシとなりました。主に「WEBサイト/スマートフォンアプリ」のUIデザイン制作事業を担い、スタートアップやベンチャー企業、大企業などを支援してきた経験があります。地方創生SDGs官民連携プラットフォーム会員。東京都政策企画局「東京ベイeSGプロジェクト」パートナー。
所在地 : 東京都中央区日本橋小網町8-2 エクサムビル4階
代表取締役 : 白根義也
創立 : 2016年
事業内容 : ICTに関連する製品・サービスのデザイン
https://mitoosi.com/