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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第226回

格安SIMで費用が抑えられる以外のメリットは何? 今でも積極的に選ぶ理由はある!

2023年03月26日 12時00分更新

文● 正田拓也 編集● ASCII

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【MVNOの格安SIMを積極的に選ぶ理由 その4】
事業者が発信する不要な広告SMSが少ない

 最近は3大キャリアでも黙っていれば広告のSMSがガンガン飛んでくる。それ以外にも料金についてや、ショップに来訪して手続きをしたりしても、とにかく来る。サブブランドやオンラインプランでも似たような状況だ。

 ところが、筆者が加入しているMVNOの格安SIMでは広告SMSがない。MVNOでは事業者側が送るSMSにも料金がかかるためと推測しているが、高い料金を払っているサービスの方が広告が多いという現状は本当に憤りしか感じない。

 そして、SMSの扱いが面倒なのも3大キャリアやサブブランドの方だ。ソフトバンクはMMSの設定をしないと長文のメールが読めず、そのたびに設定がされてないアラートが出てくる。しかもSMSで長文で送ってくるのはDMだけだったりするため、余計にMMSの設定をしたくなくなる。

 ちなみに、格安SIMでも通信事業者のアプリを入れておくと、大量の通知が届くところもあるがそれは少数派。通常のメールアドレスへのDMならばGmailアプリなどでは広告は分類され、見なくても済むはずだ。

 また、広告SMSに関連した問題だが、SMSが多すぎるがゆえにSMSのアプリを非表示や通知オフ、さらに受信拒否などにしてしまう人が多いようだ。

iPhoneの場合、SMSがウザイからとメッセージアプリを「Appを削除」してしまうと、Appライブラリに行かないといけなくなる

 たとえば、iPhoneの場合、デフォルトでホーム画面下のいい場所にメッセージアプリがあるが、これを削除してしまうと、通知が来た瞬間に確認を逃してしまうとSMSが来たことすら気づかない。有用なこともあるSMSがキャリアによる広告メール乱発のせいで、役に立たなくなっている事態は残念としか言いようがない。

【MVNOの格安SIMを積極的に選ぶ理由 その5】
リアル店舗に出向かずに手続きが完結する

 格安SIMでは契約を含めた手続きのほとんどがネットで完結する。なかには一部の手続きを電話に頼っているところもあるが、面倒な手続きはキャリアショップに行かざるをえない3大キャリアやサブブランドに比べるとスムーズだ。

 ただし、今すぐ加入して使い始めたい、といった場合にはリアル店舗ですぐ手続きができる格安SIMは限られてしまう。筆者もテストで急遽格安SIMが必要になって難儀したこともある。とはいえ、キャリアショップも今は予約なしで行くと即日対応をしてもらえないこともある。この点でも格安SIMにハンデはなくなっているように思う。

しっかりメリットや料金を比較して
ぜひ格安SIMを積極的に選んでほしい

 以上のように、格安SIMの利点をいろいろ書いてみたが、これで積極的に選ぶ理由になっただろうか。

 これまで紹介した内容は、IIJmioやOCN モバイル ONE、mineoなどの大手MVNOを想定したものだが、料金プランや翌月繰り越しについては多くのMVNOの格安SIMで共通している。また通話料についても、多くのサービスで専用アプリを使わなくても、通話定額や安い料金が利用できるようになってきている。

 いろいろなわずらわしさがなく、シンプルにサービスが使えるMVNOの格安SIM。この春からでも体験してみてはいかがだろうか。

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