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T教授の「戦略的衝動買い」 第726回

タイムマネジャー+モバイルバッテリーの「Capsule Gravity」を衝動買い

2023年03月25日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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クロックモード、タイマーモード(ストップウオッチ)、カウントダウンタイマーモード、トマトのアイコンのポモドーロタイマーモード

180度回転するだけですぐにポモドーロタイマーがスタート

 さて前述したCapsule Gravityの5つのモードに関して、もう少し詳細をご紹介したい。電源オン/オフスイッチを長押ししてCapsule Gravityをオンにした後、スイッチをタップすることでLED画面の表示明度を最初の明るさから2段階アップすることができる。3回押すとパワーオフとなる。

 デジタルクロックモードの時にCapsule Gravity本体を180度回転すると、タイマーモードに表示が自動的に変化する。直前に使っていたタイマー(経過時間計測)モード、カウントダウンタイマーモード、ポモドーロタイマーモードの3つのタイマーモードのいずれかが表示される。タイマーモードを切り替えたければ、1回プッシュする度に順番にモードが変わってくれる。各タイマーモード中に長押しをすることで、時間設定などもできる。

 昨今、なぜか人気の時間管理術「ポモドーロテクニック」に準拠した「ポモドーロタイマー」は、以前このコラムでご紹介したTicktime Cubeも、ほぼ同様の機能を搭載している。一言で言うならカウントダウンタイマーの一種だが、人間が集中できる25分のカウントダウンタイマーと休憩5分のカウントダウンタイマーを組み合わせて、それを連続して4回実施するというテクニックだ。

 ポモドーロタイマーのスタート操作は、Capsule GravityもTicktime Cubeも大差ない。Capsule Gravityを使って頻繁にポモドーロタイマーを使っている人なら、普段のデジタルクロック(時刻表示)モードのCapsule Gravityを180度回転させるだけで、すぐにポモドーロタイマーがスタートする。デジタルクロックモードと、直近に使用した任意のタイマーモードを回転させるだけで、間髪入れずスタートすることが大きなアドバンテージだ。

「25分の集中と5分のブレークコンビの4回戦」ポモドーロタイマーは様々な分野で注目され、いろいろなガジェットが対応してきている。左からTicktime Cube、Capsule Gravity、メカタイマーのポモドーロ

 ほんの2~3秒ほどの時間だが、Ticktime Cubeはポモドーロタイマの最初の25分を選択するために、Cube上のアイコンのワンタッチが必要だ。しかしポモドーロタイマーを使って仕事や思考に邁進している時に、急な割り込み優先ジョブが入る場合があり得るなら、Ticktime Cubeはカウントダウンタイマーが表示されている面を上に向けている間は、25分のカウントダウンは中断される。無事に割り込み仕事が終了すれば、また再開復帰すれば良い。

 残念ながらCapsule Gravityは、中断したい時にCapsule Gravityを180度ひっくり返してデジタルクロックモードに切り替え、再度180度ひっくり返してポモドーロタイマーモードに復帰した時に、最初の25分からもう一度スタートしてしまう。これはちょっと残念な仕様に思えてしまう。

 しかし見方を変えれば、短時間の割り込みジョブならタイマーの中断処理は無視してそのまま進め、長い割り込みジョブが入ったら復帰時にリセットして、また最初の25分からスタートすることでも問題なさそうだ。25分の集中と5分のブレークをどう考えるかの違いかもしれない。いずれにせよ、割り込みジョブは誰にでもいつでもどこにいても発生する、不可避な事象だろう。

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